【大紀元日本8月17日】「のどが痛いの?じゃ、サルビアのお茶でうがいなさい」「眠れないの?じゃ、ホップとかのこ草のお茶を入れてあげましょう」という風に、ドイツの家庭では小さな症状が出たらすぐに、常備してあるハーブティーが登場します。古くから伝わる薬草の文化が現代の生活にも活きているのです。薬草の権威、M. Pahlow氏のレシピーを参考にドイツのハーブティーをご紹介しましょう。
ローズマリー(Rosmarinus officinalis)
 | | ローズマリー(絵・前田純子) |
今回はローズマリー、和名は万年ロウです。ローズマリーはしそ科の香りのいい常緑潅木で、しっかりとした枝を密に張り、大きいものでは2m近くにも伸びます。3〜5月ごろに枝の先に紫色の小さな花をたくさん付け、ミツバチにとっては格好の蜜花になります。原産地は地中海沿岸ですが、1世紀ごろにはすでにアルプスを越え、中央ヨーロッパでも栽培されるようになりました。南ドイツのある地方では、花嫁の持つブライダルブーケに使われることもあり、ほとんどの農家で栽培しています。ハーブには、開花前に葉を採取し、素早く、注意深く、乾燥させます。オーブンを使う場合は35℃以上にならないよう注意します。
〔適用〕
ローズマリーは、そのスパイシーな香りと味が、スープ類、野菜料理、肉料理、魚料理、ソース類、きのこ料理など幅広い料理に合い、愛されています。スパイスとして使うことにより食欲を増進、また、少量の塩で料理の味を引き立てるので、減塩効果があります。ただし、然るシェフが云うように「使おうと思う分量の半分でも多すぎる」というわけで、控えめに使うことが肝心です。
ローズマリーはまた若返りのハーブと呼ばれています。細胞の酸化を防ぎ、老化を防ぐからです。ローズマリー茶、ローズマリーワイン、ローズマリー酒、ローズマリー風呂などの方法で、血行を良くする、疲労の回復、強壮、神経系のバランスを改善するなど多方面にわたって薬効があります。
〔ローズマリー茶の作り方〕
ローズマリーハーブ、茶さじ山1に熱湯を250cc注ぎ、15分間置いた後、こします。病後、風邪などの衰弱は、朝と昼それぞれカップ1飲用することによって、改善されます。
〔ローズマリーワインの作り方〕
白ワイン750ccにローズマリーハーブ10〜20g入れ、5日間置いた後、こします。これも朝、昼2回の飲用が適量です。ローズマリー茶以上に好まれているようです。
〔ローズマリー風呂〕
ローズマリーハーブ50gに水を1リットル加え加熱、沸騰したら、30分置いた後、こして浴槽の湯に加えます。この分量でお風呂一回分です。体がシャンとしない時には、効果抜群です。ただし、夜寝る前にはおすすめしません。ローズマリーは入眠を妨げるというわけではありませんが、朝、昼に使って1日をシャンと元気に過ごす方が得策でしょう。
〔有効成分〕
芳香油、樹脂、タンニン、苦味素、Flavonoide, 植物酸、サポニン、その他
(エリカ)
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