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2月13日沈陽市。出勤のためバスを待つ市民(大紀元資料室)

大干ばつが続く中国東北部、暴風雪で積雪50cm

 【大紀元日本2月14日】中国大陸では近年まれに見る異常気象が現れ、50年に一度の大干ばつが今も続いており、南方へ向け蔓延しているという。現在すでに少なくとも17省が被害を受けている模様。また東北部は暴風雪に見舞われ、昨年3月4日、百年に一度の特大暴風雪以来、再び12日晩に暴風雪が沈陽市を襲った。雨から雪に変わり突然気温が低下したうえ、雪が氷床を覆い、積雪は最も深いところで50cmを超えた。

 12日午後11時、沈陽市では突然雪が降り始め、すぐに大雪となった。13日、同市は再び暴風雪に襲われ、積雪が最も深いところで50cmを超えた。13日早朝には雪は降り止んだが、強い風が吹き、車両の走行が困難となった。道路は通行しにくくスピードも落ち、通行人も歩行が困難となった。荒れ狂う風は積もった雪を巻き上げ、東北の春の冷え込みの肌寒さを感じさせ数日前の春の暖かさから一転、寒の入りに戻ったような天候となった。

 沈陽気象台によると比較的強いシベリアの寒気と南からの暖かく湿った空気の影響で、沈陽市は12日晩には雨が雪に変わった。雪がやんだ後、強い寒気が押し寄せ、14日、15日の天気は晴れ。気温は10度以上下がり、最低気温はマイナス15度から18度。偏北風はレベル5から6に達する見込みである。

 暴風雪が東北地区を襲った際、中国では50年に一度の大干ばつが続いており、南方に向かい蔓延している。現在少なくとも17省が被害を受け、3億畝(ムー:1畝は6・667アール)を超える田畑に影響。小麦生産地区の被害が最も深刻な状態にある。中でも河北省、山西省、安徽省、江蘇省、河南省、山東省、陝西省、甘粛省8省の冬小麦に甚大な被害が及んでいるという。

 9日から13日まで、中国全土の作物干ばつ被害面積はおよそ1・36億畝。この中で重度の干ばつ面積は3千981畝、346万人と166万の大型家畜の飲用水確保が困難となっている。

 香港星島日報によると専門家は、今回の干ばつは早ければ3月には状況が好転し、損失は昨年の南方を襲った雪害よりも大きく、今まさに中国経済が直面している金融危機にさらに追い打ちをかけるだろうと予想している。
12日、沈陽市は暴風雪に見舞われ、最高で深さ50cmに達する積雪があった


 
(翻訳・坂本)


 (09/02/14 23:13)  





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