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中国著名劇作家・沙叶新氏、「国家権力のために文学創作しない」と宣言

中国著名劇作家、国家権力のための文学創作を批判

 【大紀元日本5月23日】 中国の劇作家学会が主催する全国大会で、中国国内著名な劇作家・沙叶新氏(上海劇作家協会前副会長)は演説で、全国の同業者に対して、中国当局の圧力に屈して、政権のために文学創作しないよう呼びかけた。同氏は、国家権力のために文学作品を書くのは、(独裁政権の)汚職、愚かさ、残忍さに加担するに等しいと指摘し、過去において沙氏自身そのようなことを行ったことを懺悔した。

 大会の主催者「中国劇文学学会」は中国当局の文化部が主管する全国組織。会員には、各地の劇団、ラジオ、テレビ局、映画製作所などの機構、全国劇文学界の研究者、創作者、評論家などが含まれている。

 5月1日、北京市で開催された同大会には、全国各地の劇作家と文化界の著名人100人以上が出席。沙氏は「国家権力のために文学創作しない」と題する演説を行った。

 演説では、沙叶新氏はまず、若いときに毛沢東の思想、すなわち、文芸は「政治に貢献し、革命のために創作する」との論調を崇拝していたことを懺悔し、「それらの作品は皆ゴミ同然であり、(独裁政治)に加担し、ひいてはその共犯になった」と告白し、「国家政権のために文学創作することは、汚職への加担、(政権への)愚かさなサービスであり、国民を苦しめ、(政権の)残虐行為の共犯である」と述べた。

  同氏は、「私の大会での発言は、心底の思いだ。政権の命令に従うだけの作家は、生命力のある作品を創作できないと思っている」と述べた。

 沙氏は今年70歳、中国当局が認めた国家一級脚本家で、中国劇作家協会の常務理事、中国作家協会会員であり、上海市人民芸術学院の院長も務めた。官製メディアの新華社はかつて、「党の作家、党の人である」と同氏を讃えていた。いまはその政権批判の言論により、当局の「政権異議者名簿」に編入されている。同氏の作品「江青とその夫たち」(注:江青氏は故毛沢東・国家主席の妻」)などは、政権の裏事情を暴露したために国内で出版禁止されている。

 
(記者・文華、翻訳編集・叶子)


 (09/05/23 13:47)  





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