【大紀元日本6月6日】天安門事件20周年となる6月4日、香港で15万人参加の追悼集会が開かれた。うち、中国と海外の観光客も少なくないもよう。参加者たちは、中国当局による大学生大量虐殺の真相を風化してはならないなどと訴えた。集会の主催者は「香港支聯会」。
当日午後6時前に、多くの市民が続々と集会現場となるビクトリア・パークに集まった。6つのサッカーグランドが満場になり、急遽、周辺の緑地を臨時使用することになった。そのため、集会は予定より30分遅れて始まった。 | | 集会現場に入る人々(大紀元) |
学生への武力弾圧に反対したためトップの座から退けられ、亡くなるまでに軟禁された故趙紫陽・元総書記。集会ではその関連の談話録音がまず放送された。その後、死者を偲ぶ黙祷や献花式、民主のトーチの点火などが行われ、殺された一人の大学生の母親が息子を失ってからの20年間の苦しい胸のうちを語る録音も放送された。 | | 民主のトーチが点火された(大紀元) |
 | | 幼い子供をつれて集会に参加する親、後世に弾圧の真相を知ってほしいという(大紀元) |
当時、学生の政治改革などを求める抗議活動に参加した陳さんは集会でスピーチした。彼は、「学生を武力で大量虐殺したのは揺るぎない事実であるにもかかわらず、中国当局は依然、この事実を認めていないです」と指摘、後世に真相を伝えていくことの重要性を訴えた。
これまでに毎年の追悼式典に参加してきた呂さんは、「実際には、いまの中国当局は20年前の当時よりいっそう腐敗しており、まさに政権ぐるみの汚職であります。この政権自身が反省をし、自分を是正するのは不可能です。これからの中国はますます混乱し、国民の政権への不満はいっそう強くなるはずです」と語った。
米国在住の華人、コラム作家・凌鋒氏も集会に参加した。同氏は、「私はよく文章などで中国共産党の本質を暴露し、歴史の真相を明らかにすることをやってきました。いま、中国共産党の唯一の手立ては、情報を封鎖すること、そして官製メディアを駆使して詐欺宣伝を行うこと。そのため、多くの若者は20年前の天安門事件の実情を知らず、ひいては中国のいまの真実の状況をも知らないでいます」と述べた。
集会では、事件当時、大学生リーダーを務めた熊炎さんが、「今晩、我々はもう一つの夢を共有するようになりました。すなわち、近い将来、中国共産党の一党独裁は歴史の舞台から消えることです」などと述べた。
これまでの20年間、毎年6月4日このビクトリア・パークで追悼式典が行われてきた。主催者側によると、今回の参加人数は最も多い。弾圧発生翌年の1990年の10万人を上回った。 | | 15万人が参加した集会(大紀元) |
(記者・林怡、翻訳編集・叶子)
(09/06/06 22:33)
|