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米カリフォルニア州に拠点を持つマッテル社(David McNew/Getty Images)

米大手玩具メーカー:鉛含有玩具の輸入で、2億円以上の罰金で和解

 【大紀元日本6月7日】バービー人形やビッグ・バードなどで知られる米大手玩具メーカーのマテル社と、その子会社で、赤ちゃん向け玩具製造のフィッシャープライス社は07年9月、輸入した中国製玩具の鉛含量が基準を上回り、自主回収した件で、米消費商品安全委員会は今年6月6日、両社が連邦法に抵触したとして、230万米ドル(約2億2540万円)の罰金を支払う条件で和解協議を発表し、両社はその支払に同意した。一方、両社は法令に違反したのは故意ではないことを主張した。

 両社は2007年、バービー人形の部品、サージ玩具車、ビッグ・バード、エルモおよびドラ等約200万件の売れ筋玩具の回収を行った。

 米消費商品安全委員会は、今回の罰金はこれまでに玩具の塗料に鉛含量規定に違反した事例の中で、最も高い金額だと示した。また、両社は自主回収の行動が相次ぐ中で初めて罰金に処された企業である。

 米国は1978年、玩具など児童が手にするものは塗料や塗布する材料に含まれる鉛の含有量は、0.06%以下とする法令を連邦法で定めた。

 米消費商品安全委員会代理主席のトマス・ムーア氏は、「大掛かりの自主回収行動は却って米議会側から、消費商品安全委員会の権限および規定の強化を促した。今回の処罰は、メーカーに対して、同委員会は子供の安全を守るのに尽力することを知らせるのである」と語った。

 一方、マッテル社は、「今回の和解協議は、2007年にマッテル社および委員会の間に起きた未解決争議問題を終結することである」と示し、「当時、マッテル社は一部の製品が規定に符合していないことを発見してから、直ちにいろんな措置を取った」と主張した。マッテル社は2007年以降、ほかに鉛が含まれている塗料の回収はなかった。

 当時の事件で米議会に行動を促し、「消費商品安全改進法」を昨夏に頒布し、子供玩具への鉛含量の制限が実施された。

 (翻訳編集・余靜)


 (09/06/07 15:13)  





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