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マンション所有者達は会場の内外で不満をあらわにした

上海倒壊マンション:所有者ら市政府前で不満を訴える

 【大紀元日本7月8日】マンション倒壊事故が起きた上海市で7月4日、“蓮花河畔景苑”の開発企業、マンション所有者、政府職員による交流会が行われた。会場の内外で所有者達は激昂し、退居と賠償を要求。最終的に会議では何も詳細な結果が出ず、所有者達は上海市政府門前まで「集団ウォーキング」して不満を表した。 

 上海市閔行区陳情班が今回の会議を主宰した。交流会が行われる前、閔行区政府は現場の所有者たちの協議を経て、会議を二分して行った。第一の対象は現場に来ている倒壊したマンションの所有者たちで、20人余りが代表として会議に参加した。第二の対象は倒壊したマンション周辺に建つマンション所有者が推薦した代表者20人。

 *現場は一時的に混乱

 会議が始まる前、多くのマンション所有者が「退房」という文字の書かれた紙を手に会場の外に集まり、「退房!退房!」と叫び興奮状態となっていた。場内の状況も一次混乱し、政府サイドの代表が引きとめられるなどした。

 会場には開発企業は現れなかった。代わりに開発企業から委託された弁護士がマンション所有者代表たちに対し企業側の態度を説明した。また、会社責任者が出席していないのは公安に身柄を“拘束”されているためと伝えた。この会社責任者は5日から始まった開発企業と多くの所有者との協議を承諾しているという。しかし弁護士は委託されて一日も立っておらず、詳細な状況については把握していないと伝えている。

 報道によると、ある所有者から政府職員のこの開発企業の株券購入の是非についての質問があった際、政府サイドからは「話題を違うところに持って行くな」との回答が出され、会場を騒然とさせたという。また、ある男性のマンション所有者は区政府部門の間で責任のなすり合いをしており、責任をとることを恐れ、自分の役職を失うことを恐れているのだと話していた。

 *収穫なしの所有者ら市政府門の前までウォーキング

 今回の交流会では何の具体的協議もなされなかった。「揚子晩報」によると所有者代表は、1、解約し、出来るだけ早く退居し損害賠償する。2、マンションの元の計画を変えないという前提で再度建設し、契約違反等の損害賠償をするという2つの解決方案を提示した。

 所有者たちはもし開発企業が何らかの原因で賠償能力がないのなら政府からの支払いを希望すると同時に、早く賠償を行い、銀行の貸付利息を返済しなければ長期になると継続するのが難しいと話しているようだ。これに対し関連政府部門代表者は、政府は所有者と開発企業の間で協調作用をするだけで、直接所有者に対し賠償金を支払うことはできないうえ、銀行に命令する権限もない。銀行と連携し解決するのみだと回答している。

 会議後、数十人のマンション所有者は上海市政府の門前まで「集団ウォーキング」を行い、最終的には公安の介入もあったため人々は次々に解散していった。

 先日、上海の大型分譲マンション「蓮花河畔景苑」の中の1棟が土台から倒壊するという事故が発生し注目を集めている。

 
(翻訳・坂本)


 (09/07/08 07:15)  





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