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(Photo by Cate Gillon/Getty Images)

プラスチックを3ヶ月で分解するバクテリア=カナダ高校生が発見

 【大紀元日本8月4日】プラスチック袋がまるでバナナの皮のように環境へ戻っていく―そんな夢の科学技術がカナダの高校生により発見された。

 昨年5月のカナダ「レコード」誌によると、カナダ・オンタリオ州ウォータールー市に住む16歳の高校生、ダニエル・バード君が「プラスチックをわずか3ヶ月で分解するバクテリア」を発見し、世界科学博で最優秀賞を受賞した。

 インタビューで彼は「毎週クローゼットを整頓する時、なだれの様に落ちてくるプラスチック袋にあきあきしていたんだ。他の人がこれらをどう処理しているか調べたけれど、特に何も得られなかった」と説明、プラスチックについて自ら研究することにしたという。

 バード君は、たとえ千年かかってもプラスチックを分解させる「何か」に着目、それはプラスチックを食べる微生物、バクテリアだろうと考え、幾度か実験を重ねた。土にイースト菌を混ぜ生水を加えたものの中に、粉状のプラスチックを入れ30度に設定。すると自然界に放置した場合より早く、プラスチックが分解されたという。

 「この研究成果を産業社会に生かすのは容易だ」と彼は話す。なぜなら醗酵槽と培地、プラスチックがあれば、バクテリアがプラスチックを食べて熱を発し、必要なエネルギーの大半を自らに供給するというサイクルを形成できるからだ。副産物も、水と少量の二酸化炭素のみだ。ちなみにこの二酸化炭素量は、石油などの化石資源を燃やして発生する二酸化炭素量と違い、大気中の絶対量を増やすものではなく、現在主流のポリエチレン製プラスチック袋焼却の際に発生するダイオキシンなど有害物質も生まれない。

 年間5000億枚生産されるプラスチック袋は、風に飛ばされてゴミになりやすく、腐らないため海や川に棲む動物に影響を与えている。バード君の技術は今後、環境問題を改善していく上で大いに役立つだろう。

(西村)

 (09/08/04 00:10)  





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