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グリーンピース報告:石油業界はすでに限界

 【大紀元日本8月11日】国際環境保護団体グリーンピースは2009年7月27日発表の報告書で、世界経済の好転とともに石油の需要が大幅に上がり原油価格が高騰するという従来からの観点に疑問符を打った。 科学の進歩、気象変化などの諸因子による石油業界の限界を指摘し、過去の繁栄は二度と戻らないとしている。

 サウジのヌアイミ石油鉱物資源相が今年5月、今後2~3年で原油価格は150ドルに達すると予測したにもかかわらず、同報告書では、エネルギー利用の効率化、代替エネルギー技術の進歩、各国の政策や安全性への注視などを起因として、基本的な構造に変化がもたらされていることを指摘。今後、原油価格の短期的な値上がりの可能性はあるものの、長期的には思ったより早く下降するだろうと推定する。

 中国、インドなど新興国の工業化による石油の需要増加により、原油価格が引き上げられると多くの石油会社が予測し、採掘の難しい油田や採掘場の開発を進めていた。しかし、原油価格が147ドルの史上最高記録から値下がり始め、これらの開発プロジェクトは停止。現在の原油価格は約68ドル。メリルリンチ証券では原油価格が1バレル80ドル以上とならない限り、プロジェクト再開の可能性はないと予想。 2020年後の原油が高価格でなければ採掘コストに見合わないからだ。 中国を含め、各国政府の多くが石油依存体制から脱皮をはかろうとしている。OPECは2006年以降、石油需要量の予測を下方修正しており、過去四年間で2025年の石油需要量は12%削減されている。

 このほか、報告書では、ケンブリッジエネルギー研究協会の数値も引用。原油価格が1バレル100~120ドルの範囲になると経済的な制約が生じ、 原油価格は次第に下がっていく。ダグラス・ウェストウッドによるエネルギー事業の分析では、 域値をさらに下降した80ドルからと推定する。

 (09/08/11 00:46)  





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