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青空に映える熊本城の天守閣 (写真・小川=大紀元)

熊本城の魅力

 【大紀元日本9月9日】日本三名城のひとつと謳われる熊本城。敷地98ヘクタール(東京ドーム21個分)、周囲約5・3キロという広大な緑の敷地に、黒と白の美しい天守閣群がそびえ立つ。「武者返し」と称される優美な石垣が難攻不落の天守閣を支え、高度な建築技術があったことを物語る。築城した戦国時代の武士・加藤清正公のファンでなくとも、一度は訪れてみたい場所だ。

 熊本城の中でも今一番の人気スポットは、今年3月に復元が完成した「本丸御殿」。藩主の居間や対面所(会見の場)、台所など多用な用途をもつ複数の殿舎群で、当時は畳数1570畳、部屋数53を数えたといわれている。この御殿の真下には、「闇り(くらがり)通路」と呼ばれる幅の広い地下通路があり、大変めずらしい造りとなっている。この地下通路は、戦国時代ということもあり、秘密の逃げ道としてつくられたという説もある。

 
本丸御殿の大広間。それぞれの部屋境は襖で仕切られ、左手には縁側がある (写真・小川=大紀元)

本丸御殿の中でも、60、35、28、24畳の各部屋が連なる大広間は、一番の見所。最も奥に位置する格式高い部屋は「昭君の間(しょうくんのま)」と呼ばれ、壁や襖などに中国・漢の時代を生きた絶世の美女「王昭君」の物語が描かれている。当時の絵具を用いて再現された豪華絢爛の障壁画には、目をみはるばかりだ。

 
接客の場として使用された昭君の間。古代中国の美女・王昭君の障壁画が有名 (写真・小川=大紀元)

その他、城内には加藤清正公ゆかりの品々をはじめとする数多くの展示品があり、熊本城の歴史を思う存分堪能できる。2008年には入場者数日本一を記録した熊本城。折からの戦国武将ブームで、人気は当分続きそうだ。

(記者・小川)


 (09/09/09 05:00)