印刷版   

ウイグル人学生に、政治的な態度表明を強要=新疆

 【大紀元日本10月17日】今年7月に大規模抗議事件が発生した新疆ウイグル自治区では、今でも厳重な警戒体制が敷かれている。「7・5抗議事件」に多くのウイグル人学生が参加したとみている中国当局は、現地のすべての大学でウイグル人学生に政治的な態度を表明するよう命じている。

 BBC6日付報道によると、ウイグルの各地では大量のパトロール隊が巡回し、記者は常に当局の警察に尾行されているという。報道によると、現地入りした記者たちは行く先々で尾行されたり、覆面パトカー3台がついて回ったりしたという。イスラムの拠点都市カシュガルでは、空港に到着した記者らはすぐに警察によってホテルに軟禁され、撮影や取材を禁じられた。

 また、中国当局は社会の安定を維持するために、政府の幹部を所管の現場に派遣したり、多くのウイグル人を招聘して幹部にさせたりしていると、BBCが伝えた。

 その一方で、ウルムチ市内ではイデオロギーの宣伝も盛んに行われているという。ウイグル人亡命組織「世界ウイグル会議」のスポークスマン、ディリシャティ氏によると、「7・5抗議事件」に多くのウイグル人学生が参加したとみている中国当局は、現地のすべての大学でウイグル人学生に政治的な態度を表明し、同抗議事件への個人的見解を文書で示すよう命じており、それを卒業の際の成績の一部としているという。

 ラジオ自由アジア(RFA)は、現地の大学での当局の監視・管制が一層強化されていると報じた。「すべての大学で、集会や他校の大学生とのコミュニケーションが禁止され、所在地から離れることも制限されている。すべてのウイグル人学生が“愛国主義保証書”の署名を強要されている」という。

(翻訳編集・叶子)


 (09/10/17 08:41)  





■関連文章
  • 新疆「7・5事件」から100日 漢族がキャンドル追悼活動(09/10/15)
  • 新疆「7・5」抗議事件、参加者6人に死刑判決(09/10/13)
  • 就職に無犯罪歴証明書が条件 出稼ぎ労働者、テロ警戒の対象に=新疆(09/10/09)
  • チベット族居住地で抗議活動多発、外国人立ち入り禁止=中国四川省(09/10/06)
  • 新疆針刺し事件、他の地域へ拡大 当局は情報封鎖へ(09/10/05)
  • 米国下院と欧州議会で、中国の民主・人権問題を問う(09/10/03)
  • 漢・ウイグル・チベット人、ロンドン中国大使館前で、民主を求め抗議(09/10/03)
  • 10月1日「国殤日」、中国大使館前で静かな抗議(09/10/02)
  • 中国、民族白書を発表(09/10/01)
  • 新疆取材の記者殴打事件に抗議=香港記者協会(09/10/01)
  • ウイグル料理店爆発事故は人為的 匿名政府職員が告発=北京(09/09/30)
  • ウイグル料理店が爆発・倒壊 従業員が下敷き=北京市中心部(09/09/28)
  • 「テロ関与」で訪台禁止 ラビア氏、馬英九政権に陳謝要求(09/09/28)
  • ウィグル人抗議事件:中共が画策 民族対立させるため=ラビア氏(09/09/28)
  • カーディル議長ドキュメンタリー上映決定、中国反発=台湾高雄映画祭(09/09/22)