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ビンラディンの4男オマール氏とその妻。カイロ市郊外の自宅で(AMRO MARAGHI/AFP/Getty Images)

ビンラディン、息子たちに自爆テロ訓練=妻と息子の回想録

 【大紀元日本10月24日】米紙「ニューヨーク・ポスト」によると、ビンラディンの4人の妻のうちの一人、ナジェワ・カニームさんと4男オマール氏共著の回想録『成長するビンラディン』(Growing Up Bin Laden)が27日、St.Matin’s Pressから出版される。ビンラディンの知られざる多くのプライベートが明かされているという。

 ナジェワさんはシリアのラタキア市の生まれ。ビンラディンの母方のおじさんの娘であり、ビンラディンのいとこにあたる。1974年にビンラディンと結婚し、最初の妻になった。当時15歳で、ビンラディンは17歳だった。11人の子どもをもうけた。

 4男のオマール氏は回想録で、ビンラディンが息子たちに、自爆テロの訓練を行ったと明かしている。反抗するオマール氏に対し、ビンラディンは「お前は私にとって、この国の男や少年以上の意味はない」と突き放したという。

 “聖戦”に異様に執着する父親に対して、「お父さん、このような殺し合いと戦争はいつになったら終わるの」と聞くオマール氏。それに対し、ビンラディンは「息の根が止まるまで戦い続ける。永遠に聖戦は停止しない」と答えている。

 また同著には、ビンラディンの自信のない面も記されている。若いときに、飛来した金属片によって右目を失明しているが、ビンラディンはこのことを隠し続け、極一部の人しか知らない。弱者と見られたくないからだという。

 妻のナジェワさんによると、スーダンで生活していたときに、ある日の夜、ビンラディンは家族全員(4人の妻と14人の子ども)を車に乗せて砂漠に連れ込んだ。年長の息子数人に塹壕(ざんごう)を掘るように命じ、「お前らは勇敢になれ。狐や毒蛇を恐れてはならない。試練を果敢に受け入れる時が来た」と檄を飛ばした。1、2歳の赤ん坊を含めて子ども全員が塹壕の中に潜った。水も食物もない。夜、一人の子供が暗闇で「寒い」ともらすと、「土と草で体を覆え」とビンラディンに叱りつけられたという。

 ビンラディンはペットの飼育を禁止している。オマール氏によれば、子供たちがかわいがっていたペットの猿を、ビンラディンは部下に命じて車でひき殺させたという。子供たちが連れ帰ってきた数匹の犬も、手下のテロリストに毒ガスの試験台にさせた。

 また、ビンラディン宅では現代の家電製品をほとんど使用していない。エアコン、テレビ、電話機もない。友人から子どもたちに贈られたプレゼントのおもちゃも全部処分されたという。

 オマール氏は20歳のときに、父親の信仰を拒否してアフガニスタンから逃亡。その後、母のナジェワさんに逃げるよう説得した。ナジェワさんが3人の幼い子どもを連れてシリアに到着した数日後、米国で「9・11事件」が発生した。

 「9・11事件」後、ナジェワさんはビンラディンとまったく連絡を取っておらず、夫の所在地も知らないという。オマール氏は、父親とは一切の関係を絶ったと話している。

(翻訳編集・叶子)

 (09/10/24 07:37)  





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