呼吸器専門家:広州でも肺が黒い 北京はなおさらだ

2013年03月06日 12時30分
【大紀元日本3月6日】中国著名な呼吸器疾患の専門家で全人代代表の鐘南山氏はこのほど、深刻化する大気汚染の害について「もっとも心配するのはがん、特に肺がんの発症だ」と述べた。

広州呼吸疾病研究所の所長を務める鐘氏は、全人代を取材する記者を前にこう話し、「このような発展を続ければ、がん発症率は累乗で増加するだろう」と警鐘を鳴らした。

鐘氏は2000年の時にも大気汚染を憂慮し、地元広州市の多くの人は「肺が黒い」と発言していた。今回もその発言に触れ、当時の広州でさえもそのような状況で、「(今の)北京はなおさらだ」と語った。

また、大気汚染の原因になる微小粒子状物質「PM2.5」による健康への影響についての国際的な研究は、立方数十マイクログラムのレベルに限定されており、「わが国の場合は、100、200、500、1000さえ超え人類未踏のレベルに達しているから先行研究はない」と氏は既存データでは計り知れない健康被害を憂慮した。

2003年、SARS感染を抑える活動での活躍が称えられ、鐘氏は「SARSとの戦いの英雄」とも呼ばれている。そんな鐘さんは1月、「大気汚染はSARSよりはるかに恐ろしい」とも発言。「SARSは隔離などの方法があるが、大気汚染は誰も逃げられない」

北京市の肺がん発症率と死亡率はともにがんの中でトップを占めており、2001年から2010年の間に発症率が6割近く増加している。

                 
(翻訳編集・張凛音)



関連キーワード

関連特集

^