英、中国の感染情報隠蔽で被害甚大 華為5G参入見直しも=英メディア

2020年03月30日 18時39分

英メディアによると、英政府の閣僚は、中国当局が中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎)の感染情報を隠ぺいしたとして怒りをあらわにし、中国通信機器大手、華為技術の次世代通信規格5G参入を見直す可能性があるという。

世界各国の感染者数を集計する米ジョンズ・ホプキンス大学によると、日本時間3月30日午前11時半時点で、英国内の感染者は1万9784人で、死亡者が1228人に達した。

同国ではこれまで、チャールズ皇太子やボリス・ジョンソン首相とマット・ハンコック保健相の感染が確認された。

英紙ガーディアンなど複数のメディアによると、マイケル・ゴーブ内閣府担当大臣は3月29日、感染情報を隠ぺいした中国当局は、英政府が感染拡大阻止に失敗した責任を負うべきだと非難した。

また、大臣はBBC番組「アンドリュー・マー・ショー」で、中国では昨年12月に最初の症例が確認されたにもかかわらず、「中国当局の報告では、この感染病の規模、性質、感染力について明確に示されなかった」と述べた。

メール・オン・サンデー紙3月28日の報道では、ジョンソン政権の閣僚や高官らが虚偽の情報を提供した中国当局に憤り、政権が通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の5G網参入を禁じる可能性があると示した。

同紙は政府高官3人を取材した。高官らは、「今、最も重要なのは危機に対処していくことだ。感染が終息すれば、(中国当局に)責任を追及していく」と表明し、「中国当局がやり方を変えなければ、孤立した国家(Pariah State)になるだろう」とした。

同報道によれば、英政府は、中国当局が中国国内の感染者数を隠したことに怒りを隠せない様子だ。英科学界と医療界の専門家の推測では、中国国内の実際の感染者数は当局公表の15~40倍だという。中国当局は、感染症例8万1470件しか報告していない。最近では、新規感染者数が「ゼロだ」と宣伝している。

メール・オン・サンデー紙は、ジョンソン首相に近い情報筋の話として、英政府は感染情報を隠ぺいした中国との外交関係を見直す可能性が出たとの見解を示した。

また、5G網構築に関して中国のファーウェイに友好的な態度を示したジョンソン首相に対して、同盟国の米国および英国内の保守党議員らが異議を唱えてきた。

ジョンソン内閣の閣僚1人は、メール・オン・サンデー紙に対して、虚偽の情報を提供して「世界経済を台無しにした中国当局を見て見ぬふりをしてはいけない」と述べた。同閣僚はまた、「われわれはファーウェイのような企業を(英国内)経済活動に参入させ、しかもインフラ設備において重要な役割を果たさせた」ことについて、今後「中国のサプライチェーンや戦略的なインフラ設備に頼るすべてのプロジェクトを早急に見直す必要がある」と語った。

今年1月、ジョンソン英首相はファーウェイに対し、次世代通信規格「5G」移動通信ネットワークの一部で開発への参画を容認すると表明した。

(翻訳編集・張哲)

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