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7月26日、レバノン情勢めぐる外相会議、即時停戦で合意できず。写真は仮住宅として使われているレバノン南部の校舎で食事を分け合う子供たち(2006年 ロイターS/Ali Hashisho)

レバノン情勢めぐる外相会議、即時停戦で合意できず

 米国、中東・欧州各国の外相は26日、レバノン情勢についてローマで会合を開いたが、イスラエルとイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの戦闘を止める具体的な計画を打ち出せないまま終了。アラブ諸国や国連が望んでいた即時停戦で、合意できなかった。

 参加国外相は、戦闘で何百人もの犠牲者が出ているレバノンとイスラエルの国境の安全保障のため、国連指揮の国際部隊が必要であるという点では合意した。

 イタリアと米国の共同議長声明では、「現在の武力衝突や敵対行為を終結させる停戦に可能な限り緊急に到達する」よう働きかけるとし、「停戦は継続的、永続的かつ持続可能であるべき」とされている。

 ただ外相会合では、戦闘を中止させる具体的な手順は決められなかった。イスラエルなど肝心な国が不在で、和平に向けての対策で各国見解は分かれた。

 アラブ諸国やイタリア、国連は、外相会合が前提条件なしに即時停戦を呼びかけることを期待していた。外交筋によると、「即時」という言葉をめぐる議論が長引いていた。

 ライス米国務長官は、条件が定まるまでは持続可能な停戦が追求され得ないと主張。会合終了時の記者会見で「持続可能な停戦を実現できる条件を作り出す計画が必要」と語った。

(ロイター7月26日=ローマ)

 (06/07/27 09:32)