【大紀元日本6月20日】アメリカで近日オークションに出される「タイタニック号」のライフ・ジャケットが米ニューヨークで一般公開されている。
公開されたのは、1912年に沈没したタイタニック号の遺品で、6つ発見されたライフ・ジャケットのうちのひとつ。ジョン・ジェイムス・ダンバー氏(John James Dunbar)がカナダ・ハリファックス(タイタニック沈没場所に近い町)で収集し、その後はダンバー氏の子孫が受け継いでいったという。
コルクと木綿でできたベストは、6万ドル‐8万ドル(640万円-865万円)になると推定されている。シンプルなつくりで、水と油の染みがある。綿素材でできた裏地はボロボロで、中身のコルクが剥き出しになっている。
海事専門家のグレッグ・ディートリッヒ氏(Gregg Dietrich)は、このベストは沈没時の犠牲者が着ていたものではなく、救援部隊が着用していたか、もしくは水から拾い上げたものだと推定している。海水や怪我などでダメージを受けた犠牲者は、皮膚がベストに密着していることが多く、レスキュー隊がまず肩のストラップを切断してからベストを脱がせるのが慣用になっているが、このベストにはそのような痕がない。また、コルク入りのベストは極めて重く、ベストを来た被災者が海から上がってくると、ベストは突然上に上がり、その勢いでアゴの骨を折ってしまう人が多かったという。
ディートリッヒ氏によると、タイタニック号のライフ・ジャケットは、その99パーセントが「偽物」。そっくりな代物が、美術館のお土産ショップに堂々と売られているという。
このベストは、オークション・ハウス「オーシャン・ライナーズ(Ocean Liners)」のコレクションの一部で、その他には当時12歳の生還者が事故の現場について書いたエッセイや、無線機で発信された生還者からの通信文などが含まれている。
(記者:クリスティーン・リン)
(08/06/20 07:56)
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