香港:「六四天安門事件」追悼集会、4万人参加

2006年06月06日 08時38分
 【大紀元日本6月6日】香港で4日夜、銅鑼湾のビクトリア・パークで「六四天安門事件」17周忌の追悼集会が行われた。主催者の「香港市民支援愛国民主運動聯合会」(略称=支聯会)によると、香港市民や中国観光客約4万4千人が参加したという。本年の追悼スローガンは「六四事件の冤罪を正し、民主抗争を支持する」。

 
追悼のキャンドルを手にする参加者たち(大紀元)

集会の初めには、「血に染められた歴史」というドキュメンタリ映画を放映した。1989年5月から北京を中心に、中国各地で大学生は政治の改革や、官僚腐敗の厳罰などを訴え民主運動を起し、天安門広場で約1ヶ月間のハンスト嘆願活動を遂行したが、中共政権は戦車や大量の軍人を北京市内に調達し、6月3日夜から4日朝にかけて、天安門広場周辺で嘆願活動をしている大学生への武装弾圧を始まった。戦車が青年たちの体を踏み潰し、機関銃を持つ兵士は学生や市民に向けて乱射し、大勢の人々がこの武装弾圧で殺された。ドキュメンタリ映画は当時の一部始終を再現した。

 ドキュメンタリの上映後、支聯会の会長・司徒華氏は追悼の辞を捧げた。殺害された大勢の大学生に対し、「17年間のあいだ、中国本土であなた達の家族すら公で追悼することが禁止されている。香港では毎年大勢の人々は、星の海のようなたくさんのロウソクに光をつけ、あなた達を偲び、あなた達の英霊を慰め、遺志を継承することを誓ってきた」と語りかけた。 

 
スピーチする司徒華会長(大紀元)

司徒華会長は、近年中国国内での民主抗争が勃発し、勢いを増していることを挙げ、天安門広場での民主運動の継続であり、亡くなった大学生たちの遺志が貫かれたと指摘、長い奮闘の道は決して平坦ではないだが、すでにスタートラインを切ったと述べた。

 天安門大虐殺の中殺害された若者の母親が結成したグループ「天安門の母」の代表・丁子霖氏は、「香港同胞への書簡」を公表、自分たちが堅持してきた訴求を述べた。①「六四事件」を再調査し、事件の真相や、死亡者の数と名簿を公表する②個々の案件について法律効力のある回答をし、法律に基づいて弁償金を支払う③「六四」流血事件の特別調査チームを立ち上げ、虐殺を指揮した者の法律責任を追及する。

 追悼集会では、当時の大学生リーダー王丹氏の発言の録音を放送した。王氏は香港同胞が公で受難者への哀悼の意を表することについて、深く感謝すると述べ、国内で人権派弁護士を中心に、各地で民主抗争が勃発していることを挙げ、多くの中国人は公民権利を行使し始め、信念を堅持し、一致団結すれば、民主が必ず中国で勝利すると指摘、「国民の願望は、中国を変乱させるのではなく、もっと自由に尊厳のある生き方をしたいだけ」と説明した。

 数万人の参加者は1分間の黙とうを捧げ、午後9時半ごろに追悼集会が終了した。

 
自作のプラカードを持って参加した外国人(大紀元)

一方、今回の追悼集会に先駆け、主催者の香港支聯会は、当日の朝から「六四事件を忘れるな・マラソン大会」を開き、午後では香港立法会の議員・何俊仁氏や、記者協会の張炳玲・会長、香港中文大学の李耀基・副会長、香港人権監察の羅沃啓・総幹事、香港城市大学政治学の客員教授・鄭宇碩氏などを招き、座談会を開いた。

 香港カトリック教組織が支援する別の民主団体も、「堅道明愛センター」で祈祷会を開き、「六四事件」の受難者を追悼し、約200人が出席した。祈祷会の司会を担当したカトリック教香港教区の司教陳日君・枢機卿は、「六四事件」の冤罪が正されるべきと表明、「真実を抹殺してはならぬ、中共政権は歴史に答えを出すべき、未解決のまま棚上げにするのはいけない」と見解を示した。

 

(香港=記者・許ハクヘン)


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