印刷版   

汚職・不正に反対する横断幕を掲げる東洲村民たち(大紀元)

広東省:汕尾市村民代表が強制連行、村民2千人集団抗議

 【大紀元日本11月14日】広東省汕尾市東洲村の2千人あまりの村民が11月10日、汚職・不正の反対を訴える横断幕を掛けたことで強制連行された村民代表・陳チェン氏の釈放を地元政府に求めるため、行政府庁舎前に集まった。地元当局は、村民の抗議に対して一切コメントはないという。

 村民によると、村民代表・陳チェン氏はここ2ヶ月以来、村民たちのために土地強制収用の補償を求め続けたが、当局からは一向に返事はなかったという。陳氏は11月9日の午後2時30分頃、当局の汚職・不正を訴える横断幕を各地区に掛けたのち、東一村委で紅海湾公安局に連行されたという。陳氏が逮捕された理由は横断幕を掛けたことなのかどうかは不明であり、陳氏は汕尾市へ移送されたと村民らはみている。町を通る自動車道路沿いに掛けていた横断幕の多くが当局により切断・破壊されていることに、村民たちはさらに不満を募らせた。村民たちは当局が応じるまでに、陳氏の釈放を求め続けると強く主張した。

 一方、地元当局は対外的に「東洲の村民らは野蛮で、文明的ではない」と言いふらしていることに対して、村民たちは、官僚の不正・汚職と村民のどちらが野蛮かの真偽は外部の人々に判断してもらうとコメントした。

 行政府庁前に集まった村民は11日までに千人ほど抗議を続けているが、当局の対応は見られないままである。村民は「我々のことに対してこのまま無関心で、土地の補償問題を解決してくれなければ、抗議し続ける。最終的に昨年の射殺事件が再現されるかも知れない。我々は生活する術もなくなっているし、死ぬことも怖くないのだ」と嘆息した。

 東洲の村民は10月1日に佛爺公広場で最集会を行い、政府に対して強制収用された土地の返還、政府官僚の汚職への取締りを求め、昨年発生した「12・6」村民射殺事件の主犯を厳罰に処するよう求めた。中国共産党(中共)中央政府に対して、調査チームを派遣し、村民の生活の改善を求めたが回答は得られなかった。

 
(記者・古清児)


(06/11/14 10:59)



■関連文章
  • 陳水扁台湾総統:不正流用疑惑について、テレビの全国中継で釈明会見(写真)(06/11/07)
  • 中国深セン市:社会保険金不正横領発覚、1万人以上集団抗議(写真)(06/11/07)
  • 上海市の国有資産監督委トップ、汚職事件関与の疑いで拘束(06/10/24)
  • 中国四川:土地強制収用問題で大規模衝突(写真)(06/10/22)
  • 上海の社会保障基金めぐる汚職調査で、資産運用会社幹部の身柄拘束(06/10/17)
  • 汕尾射殺事件:村民再集会、1万人以上参加(写真)(06/10/04)
  •  「上海閥」の汚職取締り強化、前総書記の息子に及ぶ勢い(06/09/29)
  • 上海市の空港・港に警察動員、汚職事件容疑者の逃亡防止で=香港紙(写真)(06/09/26)
  • 中国共産党委員会の上海市トップ、汚職事件で免職=新華社(06/09/25)
  • 広東省汕尾市:住民集団抗議、昨年の射殺事件解明・土地返還を要求(写真)(06/09/25)
  • 中国:広西自治区でもヒ素汚染、抗議する住民に暴行(写真)(06/09/18)
  • 中国・僧侶破門事件、政治的背景のほか、当局の寺院資金乱用告発問題も=米国人権団体(06/08/29)
  • 中共当局、海外逃亡した着服官僚リストを一部公開(06/08/16)
  • 中共指導部が汚職取締を強化、地方高官が相次ぎ「落馬」=BBC(06/08/12)
  • 中共:中央委員選出の審査新基準=「愛人条項規定」(06/08/04)