広東省:汕尾市村民代表が強制連行、村民2千人集団抗議

2006年11月14日 10時59分
 【大紀元日本11月14日】広東省汕尾市東洲村の2千人あまりの村民が11月10日、汚職・不正の反対を訴える横断幕を掛けたことで強制連行された村民代表・陳チェン氏の釈放を地元政府に求めるため、行政府庁舎前に集まった。地元当局は、村民の抗議に対して一切コメントはないという。

 村民によると、村民代表・陳チェン氏はここ2ヶ月以来、村民たちのために土地強制収用の補償を求め続けたが、当局からは一向に返事はなかったという。陳氏は11月9日の午後2時30分頃、当局の汚職・不正を訴える横断幕を各地区に掛けたのち、東一村委で紅海湾公安局に連行されたという。陳氏が逮捕された理由は横断幕を掛けたことなのかどうかは不明であり、陳氏は汕尾市へ移送されたと村民らはみている。町を通る自動車道路沿いに掛けていた横断幕の多くが当局により切断・破壊されていることに、村民たちはさらに不満を募らせた。村民たちは当局が応じるまでに、陳氏の釈放を求め続けると強く主張した。

 一方、地元当局は対外的に「東洲の村民らは野蛮で、文明的ではない」と言いふらしていることに対して、村民たちは、官僚の不正・汚職と村民のどちらが野蛮かの真偽は外部の人々に判断してもらうとコメントした。

 行政府庁前に集まった村民は11日までに千人ほど抗議を続けているが、当局の対応は見られないままである。村民は「我々のことに対してこのまま無関心で、土地の補償問題を解決してくれなければ、抗議し続ける。最終的に昨年の射殺事件が再現されるかも知れない。我々は生活する術もなくなっているし、死ぬことも怖くないのだ」と嘆息した。

 東洲の村民は10月1日に佛爺公広場で最集会を行い、政府に対して強制収用された土地の返還、政府官僚の汚職への取締りを求め、昨年発生した「12・6」村民射殺事件の主犯を厳罰に処するよう求めた。中国共産党(中共)中央政府に対して、調査チームを派遣し、村民の生活の改善を求めたが回答は得られなかった。

 
(記者・古清児)


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