カナダ政治家、英議会で中国臓器狩りを非難

2006年07月20日 09時22分
 【大紀元日本7月20日】英国前外交官・シャロー卿の招待を受け、カナダ外務省前アジア大洋州局長で前国会議員のデービッド・キルガー(David Kilgour)氏は、英国上院で中共政権の臓器狩りに関するシンポジウムを開いた。英国国会議員や、内政部の閣僚、華人代表者など各界の人々と英国のメディアがシンポジウムに参加した。BBCなどはキルガー議員を独占取材した。

 キルガー氏はシンポジウムでまず中共の臓器狩りを調査した独立報告書の内容を大筋に紹介し、その後参加者らの質問に答えた。同議員は、1999年(法輪功への集団弾圧が始まった年)から中国で計4万1千5百件あまりの臓器移植の供給源は不明で、生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出する告発はこの疑問を解釈したと指摘、「中共政権は、この4万件1千件あまりの移植はすべて死刑囚が提供した臓器であるとまったく証明できない」と述べた。

 その後、英国の法輪功学習者・罗娜氏は、中国強制労働収容所に監禁された際の実体験を語り、「収容所で、法輪功学習者だけが身体検査と血液検査を強要された、そのほかの囚人は同様な検査をまったく受けなかった」と明かした。

 同日に、キルガー氏はBBCなどの多くのメディアの取材を受け、チャンネル14は当日の夜のゴールデンタイムで中共の臓器狩りなどを報道した。同氏は「我々は有意義な一日を過ごすことができた。私はヨーロッパを渡り、英国や、ベルギー、ドイツ、フランスなどの国を訪問した。これらの国の議員から、多大な支持を得ている。欧州の人々は(中共の臓器狩りの)問題をよく理解し、ことの進展はすでに見られている」と述べた。

 国外での中共が生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出する告発について、中共政権は一貫して否認し続け、7月1日から臓器売買を禁止する関連法案を実行させた。ロンドンの中国大使館は、メディアに対し、中共は世界保健機構(WHO)の関連原則に一貫として遵守していると表明した。

 それに対し、キルガー氏は2点の質疑を挙げた。①(臓器狩り)このことは2001年からすでに始まった可能性があり、今になって、法律を執行するのは、あまりにも遅いのではないか②中共政権の政府ネットを調べた結果、法律の条令と法律の実行は、大きな開きがあることが判明した。公共的なイメージを向上させるために、中共政権は安易に「これは醜悪な行為だ、いまから制止しよう」としているが、どうして2001年にこのことを制止しなかったのか。最後に同氏は「私は中国大使館の声明を重要視しない」と明言した。

 英議会議員マーク・ハンター(Mark Hunter)氏とヘレン・グッドマン(Helen Goodman)氏は、今回のシンポジウムに参加した。ハンター議員は議会で、中国国内で発生している人権侵害問題、特に生きている人の臓器を強制摘出する問題について、緊急弁論を行うよう促し、「デービットと彼の同僚の調査報告の完成を祝いたい。中共政権の臓器移植問題はすでに公認されている。中国で発生している人権を踏み躙る行為は本当に恐ろしくて、信じ難いものである。我が政府は立ち上がり、反対する責任がある。私もこのように行動すべき」と述べた。

 グッドマン議員は、「報告書はよくできている。非常に全面的で、厳密な報告書である。その以前から、私は生きている人の臓器を強制摘出する告発は事実であると認識した。不幸にもこの報告書の結論は私の認識と合致してしまった」と話し、新任の外相にこの問題を提出すると表明、その目的は、中共政権に圧力をかけると同時に、英国の医者と患者はこのような(臓器狩りの)行為に協力しないことを保証するためであると語った。

 翌日の18日、キルガー氏はロンドンの外国人記者クラブで記者会見を開いた。その席で、同氏は、「我々は絶対に中国で発生しているこの醜悪な行為を制止できる」と述べた。また、英議会議員二人とは、中国の医師が欧州や北米で臓器移植などの技術訓練を受けるのを制止すべきとの共同認識に達したと明かし、「中国の医師がボストンで開かれる世界臓器移植の国際会議への参加を禁止されるべきだ。彼らは臓器移植の技術を学び、人間を殺す、臓器を販売することに使っている。これは医療関係者の職業倫理と相違する」と述べた。最後に同氏は各界の人々に対し、中共が生きている人の臓器を強制摘出する醜悪な行為を認識するよう願い、連携してこのような事件の発生を制止するよう呼びかけた。

 

 
(記者・唐英、劉園)


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