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2月5日、安徽省のスーパー。中国北部でメラミン入り粉ミルク製品が発見されたことを受け、粉ミルクのラベルをチェックする検査官(STR/AFP/Getty Images)

広東省、有害粉ミルクの報道を制限

 【大紀元日本2月10日】中国広東省や東北部などで有害粉ミルクがいまだに出回っていたことを受け、広東省政府はいち早くメディア規制を行っている。同省のメディアは、国営通信・新華社の情報を転載するのみで、独自の報道は禁じられている。

 陝西省渭南市で2日、メラミン入り粉ミルクの販売に絡む3人が逮捕され、転売された粉ミルクが乳製品やキャラメルなどに加工され、広東省に流入していたことが発覚。広州工商局が同事件について調査を行っているが、情報はいまだに公表されていない。

 ブリュッセルに本部を置く国際ジャーナリスト連盟(IFJ)によると、今回の有害粉ミルクの発覚について、広東省政府はメディアに対し、一律「新華社」の発表を引用することを命じたという。

 政府の指導に従わず、記事を掲載した場合は削除し、違反者には「厳粛な処置を下す」としている。

 子供が有害粉ミルクの被害を受けた広州市の黄さんは、「今回、有害粉ミルクが流入したことについて、いまだに事件の進展に関する報道がない。当局がメディアに圧力をかけているとしか考えられない。被害者の知る権利をはく奪している」と憤慨する。

 また、有害粉ミルクの被害者家族で結成された「結石ベビーの家」のスポークスマン蒋亜林氏は、「当局が人々の知る権利を奪い、事件による影響を弱めようとしている」と指摘する。

 国際ジャーナリスト連盟は今回の事件に対して声明を発表し、中国当局による報道の制限を非難し、情報の公開とマスコミによる自由な報道を許可するよう要請した。

(翻訳編集・坂本)


 (10/02/10 07:26)  





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