100歳まで生きた名医の秘訣

2014年04月28日 07時00分
【大紀元日本4月28日】2千年前、名医で知られた華佗は養生の達人でもありました。目も鼻も健康で歯も丈夫だった華佗は、100歳まで生きたと伝えられています。

 「健康で長生き」は、どの時代であっても共通の願いです。華佗のたくさんの弟子のうちの二人についてご紹介しましょう。

 まずは呉普(ごふ)。生薬で頭角を現した呉普が残した書が『呉普本草』です。この呉普に語ったとされ、後世まで伝えられている華佗の言葉があります。「人は働くべきだが、働きすぎ、つまり過労はいけない」。働きすぎると細胞の代謝が過剰になり、体に無理がかかります。ほどよい労働を続けていれば、まるでドアの回転軸のように、ずっとさびることなく良い状態を保てるのです。

 そして、華佗が授けたのが「五禽戯(ごきんぎ)」という動作。文字通り5つの動物、すなわち虎、鹿、猿、クマ、鳥の動作を真似るというものです。動きの激しいものや静かなもの、ゆったりとしたものや速いものなどが組み合わせられています。呉普は華佗の伝えた五禽戯を実践した結果、百歳まで長生きしました。

 そしてもう一人の弟子が、樊阿(はんあ)です。樊阿は鍼灸に優れており、通常の場合の鍼の10倍近く、すなわち10センチもの深さにまで鍼を打つことができました。もちろん、これは内臓の位置を熟知していたからですが、レントゲンもCTもなかった時代のことで、とても不思議です。この樊阿に対して華佗が伝授したとされるのが漆(うるし)と青黏(せいねん)の葉を使った薬でした。樊阿も、100歳まで長生きしました。

 医者の不養生という言葉がありますが、華佗は養生の秘訣を残し、それを自ら実践していました。優れた医者の条件は、「単に病気を治すだけではなく、患者が二度とその病気にかからないようにアドバイスをし、手引きをする」ことです。華佗はそれを自身の行動によって、人々に伝えたのです。

 (翻訳編集・文子)
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