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 8月3日、小泉首相は、15日の靖国参拝について、適切に判断するとしか言わないことにしていると語った。6月撮影(2006年 ロイター/Issei Kato)

15日の靖国参拝、適切に判断するとしか言わない=小泉首相

 小泉首相は、3日配信の内閣メールマガジンで靖国神社参拝に関する考え方に言及したことについて聞かれ「賛否両論あるなかで、(自分は)参拝できないとは思っていないので、なぜ(参拝を)批判するのか分からないという気持ちを率直に述べた」とした。そのうえで15日の参拝に関して「今までも申し上げている通り、適切に判断するとしか言わないことにしている」と語った。官邸内で記者団の質問に答えた。

 小泉首相は「靖国参拝がそれほど大きな政治問題に発展するのは良くないと思っている」とし、「1つの問題で意見が違うからといって首脳会談を行わないことがいいのかどうか判断していただきたい」と述べた。同時に思想や良心の自由に関しても、首相かどうかを問わず全ての国民に適用されると指摘したうえで「冷静に考えてほしい」と暗にマスコミを批判した。

 小泉首相はメールマガジンで「私を批判するマスコミや識者の人々の意見を突き詰めていくと、中国が反対しているから靖国参拝はやめた方がいい、中国の嫌がることはしない方がいいということになるように思えてなりません。そういうマスコミや識者の方々は、思想及び良心の自由をどう捉えているのでしょうか。戦没者に対して、敬意と感謝の気持ちを表わすことはよいことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか」と疑問を投げかけた。

 一方、中国に対しては「いつでも中国の首脳と会う用意があります。ところが、中国は、平成17年(2005年)4月にインドネシアで胡錦濤主席と会談したのを最後に、私が靖国神社に参拝するなら日中首脳会談を行わないと言っています。私は、こういう考え方は理解できません」と批判している。


[ロイター3日=東京]

 (06/08/03 23:33)  





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