アジア発展を阻む地球温暖化=国際団体

2007年11月21日 09時56分
 【大紀元日本11月21日】グリーンピース、ワールド・ワイルドライフ・ファンド(WWF)およびアクション・エイド(Action Aid)など35の国際団体が11月19日に共同発表した研究報告書では、地球温暖化はアジア各国がここ数十年間に築いた経済および社会発展に逆転結果をもたらすと警告し、各国に対して緊急措置を講じ、気候の変化による災害損失を減少するよう呼びかけた。

 *最大の被災地はアジア

 報告では、世界で人口密度の高い中国やインドおよびバングラディシュにおける農業システムは雨季と密接な関係があることから、地球温暖化は雨季に変化をもたらし、それにつれて食糧不足の問題に影響を及ぼすと強調した。報告では、地球温暖化によって、水害および熱帯性ハリケーンやあらしをさらに強烈にし、発生頻度も増加する。また、ヒマラヤ山脈の積雪が溶け、淡水水源は枯渇する可能性も高いと示した。

 報告では、40億の人口を占めるアジアでは、半数が沿海地区に居住しており、こられの地区における海水の上昇および気候の急激な変化が最も可能性が高いとし、そのために深刻な被災地区になると警告した。

 *人口の多いアジア、深刻な災害が予測

 WWFの専門家スコラ氏は、数十年間にわたり貧困人口の減少に費やしたアジア各国の努力は、気候の変化により水泡に帰す可能性があることを強調した。また、アジアの一部の大都市は危険性から免れることは出来ないとした。例えば、香港では、寒い冬は50年以内で存在しなくなるという。また、インド金融の中心ムンバイが上昇した海水に覆われてしまう。バングラディシュは絶えず水害に見舞われる可能性を示した。

 報告書では、世界における4億の小型農場のうち、87%がアジアにおり、これらの小規模の農作物が気候変化の影響を最も受けやすい。例えば、収穫期の夜の気温は1℃が上昇すると、アジアの米生産量が10%減少し、小麦の生産量の場合は2050年前に32%の減少になる。一方、バイオ・エネルギー生産は森林伐採を加速させ、地球温暖化を促進させることになると指摘した。

 *気候変化による災害を減らす緊急措置が必要

 報告書を発表した国際団体らは、気候の変化がもたらす災害を減少するために、アジア各国は火力発電から風力発電への切り替えを呼びかけた。

 報告は、中国とインドは西側社会と同様に経済発展を石油の基礎におく場合、今日まで獲得した経済発展が後退してしまうと警告した。報告の中では、地球温暖化に対する解決方法、例えば、エネルギーの代替など、すでに多くの対策が出されているとした。しかし、先ず行わなければならないのが、各国政府を含む関係部門が対策を実行することだと指摘した。

 
(翻訳/編集・余靜)


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