【ハーブティーを楽しみましょう】(9):ブルーベリー
【大紀元日本7月1日】「のどが痛いの?じゃ、サルビアのお茶でうがいなさい」「眠れないの?じゃ、ホップとかのこ草のお茶を入れてあげましょう」という風に、ドイツの家庭では小さな症状が出たらすぐに、常備してあるハーブティーが登場します。古くから伝わる薬草の文化が現代の生活にも活きているのです。薬草の権威、M. Pahlow氏のレシピーを参考にドイツのハーブティーをご紹介しましょう。
ブルーベリー(Vaccinium myrtillus)
 | | ブルーベリー(絵・前田純子) |
今回はブルーベリーです。ブルーベリーは高させいぜい50cm程度の潅木で、ツツジ科に属します。原産はヨーロッパ、北アジアで、森の木陰、原野などに自生しますが、現在では世界中で栽培されています。5月から6月ごろに球状の花をつけ、その花が夏ごろには熟して青紫の丸い果実になります。ハーブ用には、完熟した果実を採取して、40〜50℃のオーブンで乾燥させて用います。葉の方は、若葉のうちに枝からこそぎとり、日陰で干して使います。
〔適用〕
フレッシュなブルーベリーは、酸味のある甘さがジャムやお菓子によく合い、愛されていますが、味だけではなくビタミンやミネラルが豊富で健康にも大変よく、日本では疲れ目に効果があるというので、好まれているようです。
乾燥させたブルーベリーの実は、下痢に勝れた効果を発揮します。特に、腸内発酵、下腹部の膨満感を伴う下痢に即効性があります。ドイツの小児科病院では、乳幼児の下痢に好んで用いられています。ただし、下痢にフレッシュなブルーベリーは禁物です。かえって症状が悪化する可能性もありますから、必ず乾燥させたものを用いてください。乾燥ブルーベリーをそのまま食べてもいいのですが、種が胃を刺激することもあるので、お茶にして飲用することをおすすめします。そのほか、ブルーベリー茶でうがいをすると、口内炎、のどや歯茎の炎症などにも症状改善の効果があります。
〔ブルーベリー茶の作り方〕
乾燥ブルーベリー大さじ3に、水500ccを加えて10分間加熱した後、こして冷まします。下痢の場合は、小さいワイングラス一杯程度を1日に何回でも飲用します。
〔ブルーベリーの葉茶の作り方〕
乾燥したブルーベリーの葉、茶さじ2に熱湯250ccを注いで10分間置いた後、こして飲用します。このお茶も下痢、咳、胃の不調を改善し、口内炎などのうがい用にも効き目があります。
〔有効成分〕
タンニン、ペクチン、ポリフェノール他
(エリカ)
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