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【神伝文化】徳をもって天を敬う

作者:智眞

 【大紀元日本2月24日】中華民族の文化は、神が人に与えたものであり、悠久の輝かしい文明の歴史を持つ。道家、儒家、そして後に伝来した佛家を代表とする伝統文化が、人々の思想意識と行為の中の規範となり、天を敬い、神を敬い、徳を修め、民を愛するといった道徳観念が人々の心に深く根ざすこととなった。

 古人はこう考えた。天地は万物を造ると同時に、万物に生々として已まない徳を付与した。そして、その生々として已まない内在する力が万物に溢れる活気を与え、競って相成長させている、と。

 「道」は万物の源であり、生命の源である。老子は、「人は地に法り、地は天に法り、天は道に法り、道は自然に法る」と述べ、人と自然の関係をはっきりと論じ、宇宙の中の万事万物はすべてが宇宙の特性とその生々として已まない運行規律に則っていることを明らかにした。

 孔子は、「天は何をか言わんや。四季は興り、万物が育つ」「天に罪を犯せば、祈るところ無きなり」と言った。孟子は天を知り、天を敬うことを説いた。「その心を尽くす者は、その性を知るもの也。その性を知る者は、即ち天を知る者かな」。

 世間の万物は刻々と変化して已まず、「高堂の明鏡に白髪を悲しむ、朝には黒髪であったのに夕には雪のようになる」。天道だけが永劫に不変であり、人々の行為は天の道を手本とし、「天の道を観て、天の行いをし」てこそ、天、地、自然と共生することができ、そうしてはじめて、天下は清く平らかに睦まじくなり長久を保つことができるのである。

 「天人合一」に達するには、身を修め徳を養わねばならず、自ずと中国古代に修身の伝統が形成された。君子は毎日身を修めなくてはならず、自己のなすところが天理に合致するかどうか反省しなければならない。もし徳を修めなければ、即ち個人の欲望を野放しにしてしまい、自己を見失って堕落することになる。

 『大学』にこう記されている。聖人の商湯は、毎日沐浴する洗面器にこのような銘文を刻んでいた。「まことに日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」。人の身体は毎日のように塵芥にまみれて汚れるので、毎日洗わなくてはならない。人の精神もこれと同じように、必ず毎日のように洗濯しなければならない。このようにして、君子の自省の精神と己を厳しく律する人生の態度とを体現している。これは伝統的な仁徳の観念と日々新たな道である。

 曽子はこう説いた。「天子から一個の庶民に至るまで、身を修めることを本とする」。修身は天を知り、天を敬うことであり、崇高な境界に達し、博大仁愛な気持ちを具有するに必ず通らなければならない道だ。

 人はこのように天を見本にすることによって、天地の品徳を学ぶ。天の真実は欺くことができず、公にして正であり、浩然の気は天地に充満する。人は真と誠に思いを巡らすことによって天道と相通じる。ゆえに「誠の人は、天の道也。誠を思う人は、人の道也」といい、身を処するに真誠にして純潔であり、是非を明らかにして、浩然の正気を有してこそ、道と相融合し、「上下が天地と同調する」境地に達しうるのである。

 天の神はすばらしい徳を具えており、天の心は最も慈悲深く、仁愛がある。『詩経』では、万物の生気溢れる様子を「鳶は飛んで天に戻り、魚は淵で踊る」と描写している。

 天地は永遠にして停まることなく運動し、一切を載せて万物に与え、万物をして共同成長させるが、自身は却って何ものをも受け取らず、質実にして謙遜、博大にして無私、この種の徳と善は人が見習うべき根本的な人生の道である。天地の仁徳と慈悲の心を学ぼうとすれば、善なる意志を持つことを決心しなくてはならない。

 まさに『周易』の中で説いているように、「天は絶え間なく正しく運行する。君子も常に努力と勤勉さを持たねばならない。地勢いとは徳であり、君子は厚い徳をもって全てのことにあたらねばならない」。仁者は人を愛し、生命を惜しみ、他人を愛護し、宇宙万物を愛し、万物が皆栄えることを望む。君子は天下の民百姓を己の責任とし、正しい品格と道徳的人格によって他人を感化し、他人とともに善を行い、一切を天理正道に帰するようにする。

 ゆえに古代では、人々は天を敬い神を敬い、本分を守って命を知り、徳を積んで善を行った。儒家、佛家、道家は人々にこう戒めた。神を信じ、天を敬い、善に従い福を惜しみ、恩に感じて報いを知ってこそ、真の幸福を得ることができ、天の神の庇護を得ることができる。

 伝統的な天を敬う文化は、人と自然、人と社会、人と人との関係を深く認識することを体現した。人々は善悪に報いがあるという心理を信じていた。人が善を積めば、天は吉祥を降ろし、善を積まなければ、天は災いを降ろすというものである。それゆえ、人々は絶えず自身を改め、正念に回帰して、最も真摯な心を積み上げることによって天の神の心を感動させていた。

 それらの道徳的に高尚な聖賢君子や悟って真理を実践する修煉者は、天意に逆らって行うことはない。彼らがずば抜けて衆に抜きん出ているのは、彼らが勇敢にも道義を守ろうとする使命と責任を請け負っているからである。彼らは天地の正気の集まるところであり、世人の模範に耐えるものであり、人々が敬愛してもなお足りないものであるのに、どうして彼らを侵し侮辱することができようか?

 道徳の水準が一日に千里滑り落ちている今日、法輪大法が世に伝わった。人に「真、善、忍」を以って身を処する理念を教え、人々に明るい未来と希望を与えている。

 ところが、今日の中共は、伝統的な文化と正しい信仰とを破壊し、「真、善、忍」を信仰する法輪功学習者を迫害し、民衆を惑わせて取り返しのつかない道に引っ張もうとしている。中国人は、中共とその一切の付属組織から抜け出し、悪党の邪悪文化を投げ捨て、正義と善良とを選択してこそ、明るい未来に踏み出すことができるのである。

 (明慧ネットから)

(翻訳・善字)

 (09/02/24 00:00)  





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