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寄宿学校で小6生徒300人以上が食中毒=河南省

 【大紀元日本3月25日】中国河南省葉県の寄宿制学校・廉村鎮第一初級中学校で18日、生徒300人が朝食用に提供された不衛生な食べ物により中毒反応を起こし100人以上が同鎮の病院で治療を受けた。回復後、生徒たちは学校に戻ったが、午後になり再び中毒症状が現れたため病院へ戻り治療を受けたという。その日の晩の鎮病院院長の話によると生徒たちはみな学校に戻り授業を受けたそうだが、夜10時、生徒の家族により、10人近い生徒は症状が重いため引き続き病院で治療中であると伝えられている。

 中広新聞網19日の報道によると、河南省葉県廉村実験小学校6年生の児童300人以上は普段学校で食事をしており、18日に学校食堂が提供した朝食はクリームをはさんだケーキ、小さな饅頭とお粥であった。だた、子供たちは、まさか自分が手にしているケーキの賞味期限が2009年1月15日だったとは思いもしなかっただろう。

 朝食後、100人余りの生徒に次々と腹痛、下痢、おう吐などの症状が現れたため、教師はすぐに生徒を病院へ連れて行った。医師の診断によると“不衛生な食べ物を摂取したことによる軽度の食中毒”であった。多くの生徒は薬を服用後、学校に戻り休んだが、17人は症状が重いために病院に残り点滴治療を受けた。

 午後3時、ある生徒の家族が廉村衛生病院で目にした生徒たちが点滴を受ける様子である。病室が足りず、庭にある樹木の間にロープが張られ、生徒たちは長椅子に並んで座り診察を受けていた。さらに一部の学生は樹木に点滴のビンをぶら下げ、2,3本の点滴が下げられている木もあり、症状が重い者は一人ずつ病室で横になり、軽い者は2,3人が一つの病室に収容されていたという。

 *院長“話にならない”

 18日晩8時半ごろ、中広網の記者が生徒たちの最新状況を尋ねようと同病院院長・張桂霞氏に電話したところ、思わぬ答えが返ってきた。

 院長:どれが食中毒ですか。違います

 記者:これは何なのですか。

 院長:あなたとは話にならない。

 *県衛生局:皆、学校に戻り授業を受けた

 さらに同記者は葉県衛生局に電話したが職員は記者に対し、自分はこの件を知らないため病院に聞けば分かるだろうと答えた。数分後、この職員は張院長が学生たちの症状は軽く、夜には全員学校に帰り授業を受けたと答えたと伝えている。

 生徒たちは本当に戻ったのだろうか。紆余曲折の後、記者は夜10時半ごろ、まだ病院で治療を受けている生徒の家族を探し当てた。

 *生徒たちに再び中毒症状が現れた

 家族の話では、午後1時、一部の症状が和らいだ生徒が学校に送り返された。しかし午後4時、5時ごろこれらの生徒たちに再び嘔吐、腹痛の症状が現れたため、学校側は100人以上の生徒を再び病院へ送り、治療を行うよりほかなかったそうだ。点滴治療後、多くの生徒は症状が落ち着き、次々と学校や家へ送り返されたという。

 *10人近くが症状重く病院で治療中

 当日夜11時の時点で、10人近くの生徒の症状が重いため引き続き同病院で治療を受けている。河南省葉県廉村実験小学校6年のこれらの生徒の病状は繰り返されるのではないのか。病院にいる生徒はいつ完全に回復するのか。食堂が生徒に提供した期限切れのケーキはただのミスか、それとも何か別の原因があるのか。関連部門は全面的調査を行うとしている。

 
(翻訳・坂本)


 (09/03/25 07:38)  





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