新華社通信、「党内に3つの派閥」と初めて言及

2015年01月07日 16時24分
【大紀元日本1月7日】中国国営新華社通信は3日付の記事で、共産党内に「3つの派閥が存在している」と指摘し、さらに、一部メンバーの後ろ盾はすでに失脚した周永康前最高指導部メンバーと胡錦濤前国家主席の側近だった令計画氏だと名指しした。

 3つの派閥はそれぞれ「秘書閥」、「石油閥」、「山西閥」と名付けられた。秘書閥は主に四川省で省委秘書長や、弁公室主任など裏方を経験し、昇進を果たしたメンバーからなっている。石油閥は同業界を牛耳る周永康氏に抜擢され、業界の重要ポストを手に入れた幹部を中心としている。山西閥は令計画氏を中心とする山西省出身の高級幹部や同省幹部で構成されている。また、メンバーらは複数の派閥を歩き渡るなど、派閥間が複雑に絡み合っているという。例えば、秘書閥の四川省文学芸術界連合会・郭永祥前主席は石油工場の一工員から同業界で出世を重ねたのち、四川省で省委副秘書長などを務めた。

 さらに、同記事は失脚した「大トラ」の背後に彼らと利権関係を持つ幹部がおり、様々なグループを形成していると述べた。周氏失脚後、親族や側近、部下ら300人以上が昨年末から拘束されたり、調査を受けたりしていると報道されている。習指導部は既得権勢力の重要人物を汚職で次々と失脚させることによって、抵抗勢力を一掃する狙いがあるとみられる。

 習近平主席は2014年12月29日に開かれた中央政治局会議でも、 「党内で派閥を作ることは決して許さない」と強調し、党への忠誠を強調した。

 三つの派閥が骨抜き状態になった現在、李鵬元首相一族が支配する「電力閥」、江沢民元主席の長男が筆頭格と目される「通信閥」の行方が関心を集めている。電力閥では、華潤電力を傘下に持つ華潤グループの宋林会長はすでに昨年4月に失脚した。通信業界では、国有最大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム)の高級幹部2人の失脚が伝えられた。

 新華社通信の記事であえて派閥の存在を明言することによって、習指導部による派閥一掃がさらに加速するとみられる。

(翻訳編集・江音)
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