大紀元時報
腐敗社会

「盲目の少女が舌で足舐め」病的な中国社会=清華大教授

2017年04月18日 15時00分
2004年、北京市内の路上に座る物乞いの少女、参考写真(GettyImages)
2004年、北京市内の路上に座る物乞いの少女、参考写真(GettyImages)

 孫教授は、この政府公報が典型的な「日常的な侮辱」であり、「金持ちを優遇し、貧者をさげすむ」という公的権力の体質を如実に表すものだと語り、「日常的な侮辱」が横行する社会とは、侮辱することを正当化し、侮辱されることに異議を申す人を罰する権利を持っている社会のことだと憤りを隠さない。

腐敗社会 投資額で交通ルールの罰則が軽減

 孫教授は、中国当局が公的権力によって社会的勝者や富裕層を優遇し、特権まで与えていることにも大きな疑問を呈している。例えば、政府役人は金持ちを見つけると笑顔で受け入れ、社会の基本的な規則ですら(彼らのために)変えることまでやってしまう。実際、一部の県級都市の政府は、「既定の金額を上回る投資を行った企業家に対し、交通違反の罰則が軽減される」という規定を設けている。

 孫教授は、06年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュのムハマド・ユヌス氏が創設した「マイクロクレジット」にも触れている。ユヌス氏は、貧困は社会制度によりもたらされるため、たとえ物乞いをするほどの貧者であっても、チャンスさえ与えられれば豊かになれると考えている。だが貧困層は通常、銀行から融資を受けられないため、結果的に富裕層はますます富み、貧困者はますます貧しくなってゆく。

 孫教授は、ユヌス氏の創設したマイクロクレジット制度(比較的低金利で行う無担保融資)が、貧困層に対する本質的なサポート制度であり、こうした制度は、貧困者の人としての尊厳を高めることとも深くつながっているとも語っている。

(翻訳編集・島津彰浩)

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