 | 6月30日、ビンラディン容疑者、米国とその同盟国との戦いを「あらゆる場所で」継続すると宣言。国際刑事警察機構提供(2006年 ロイター)
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ビンラディン容疑者、米国とその同盟国との戦いを「あらゆる場所で」継続宣言
アルカイダの指導者ビンラディン容疑者は、米国およびその同盟国との戦いを「あらゆる場所で」続けていくと宣言した。30日にウェブサイト上で発表された録音テープの中で述べた。
同容疑者はその中で「われわれは米国(米軍)とその同盟国と、イラクやアフガニスタン、ソマリアやスーダンで戦い続けていく。以前ソマリアでやったように打倒し、資金を浪費させ、人々を殺し、敗北のうちに国に引き揚げていくまで戦う」と語っている。
米CNNが29日伝えたところによると、ビンラディン容疑者と思われる人物が新たに録音テープを発表し、6月7日に米軍の空爆によりイラクで死亡したザルカウィ容疑者をたたえるとともに、「われわれはまだ旗を降ろしていない」と宣言した。
録音は19分32秒で、イスラム関連のウェブサイト上で発表された。CNNは具体的にどこのウェブサイトかは明らかにしていない。
この中でビンラディン容疑者は、ブッシュ米大統領に対し、ザルカウィ容疑者の遺体を出身国ヨルダンに返すよう求めた。
現時点で、テープの声がビンラディン容疑者本人かどうかについて公式な確認は取れていない。
[ロイター=ドバイ,ワシントン]
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