【大紀元日本3月20日】3月17日、アイルランド人の記念行事であるセント・パトリックス・デーのパレードが、春の到来を思わせる穏やかな気候のもと、ニューヨーク(NY)の五番街で行われました。
 | パレード参加者=NYで(大紀元) |
このパレードは、イギリスの軍隊とともに兵役に従事していたアイリッシュの兵隊が、1762年3月17日にNYの町を行進したのが始まりで、今ではシドニーや東京など、世界の主な大都市でも祝われるようになりました。
今年のNYのパレードには、ブルームバーグ市長をはじめ、グリーンの色を身につけた15万人以上の人たちが参加したそうです。アイルランド出身の人に限らず、グリーンの色をまとえば、自分たちもアイルランド人になった気持ちで、そこに居合わせた人たちと一緒に祝います。
 | パレード参加者=NYで(大紀元) |
人並みを避けながらようやく歩いていた無関係な私に向かって、「セント・パトリックス・デーに私と抱き合って一緒に祝いませんか?」とある女性に言われ、本当に抱き合った私でした。皆お祭り気分で、この時ばかりは警察も、昼間のお酒(おもにビール)にお咎めなし。(普段は公衆の前での飲酒は禁じられています。)
このパレードは本当に、NYに住む人たちが「長く厳しかった冬が終わり春の到来を感じ喜び合う」とても大切な恒例の行事です。人種とかはあまり関係なく、このパレードは自分たちのお祭りという意識が強いように感じられました。
(NY=記者・山崎)
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