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7月13日、日産自動車、仏ルノーのカルロス・ゴーン社長、3社提携でGMの経営にかかわる可能性排除。CNBCのインタビューで述べる。2月撮影(2006年 ロイター/Regis Duvignau)

ゴーン社長、3社提携でGMの経営にかかわる可能性排除=CNBC

 日産自動車<7201.T>、仏ルノーのカルロス・ゴーン社長は13日、米ゼネラル・モーターズ(GM)と提携した場合、自身がGMで経営のさい配を振るう可能性を排除した。CNBCとのインタビューで述べた。

 ゴーン社長は「3社目となる別の会社を経営するつもりはなく、いま、それは検討事項にはなっていない」と述べた。

 GM、ルノー、日産自動車の3社提携を提案したGMの大株主カーク・カーコリアン氏は、ワゴナー会長兼最高経営責任者(CEO)率いるGM経営陣に不満を感じている。

 アナリストの間では、カーコリアン氏が、ワゴナー会長に圧力をかけ、日産自動車を危機から救うことに成功したことで高く評価されているゴーン氏と交代させようとしている、との見方が多い。

 しかし、ゴーン社長は、自分がワゴナー会長に代わってGMを経営する可能性について「現在担っている日産自動車とルノーの経営責任にさらに加えることは論外」と否定した。

 ルノー・日産がGMに資本参加するか、との質問には「シナジーによる。シナジーが大きければ、株式を一部保有することは非常に重要だ。資本参加は最善の方法だ」と述べたうえで、具体的な目標は明らかにしなかったものの、大規模な資本参加は想定しにくい、との認識を示した。

 先週、関係筋の話として、ゴーン氏はGMに最大20%出資することに関心を示した、とされている。

 ゴーン社長は、CNBCに対し、米フォード・モーターとは提携について協議していない、と述べた。

 14日に予定されるワゴナーGM会長との協議について「主にトップ同士1対1」の話し合いになるとの見込みを示した。

 ゴーン社長によると、カーコリアン氏と3社提携について話し合ったのは、6月15日のテネシー州ナッシュビルでの夕食の席だった。

 「自動車業界、どのようにルノー・日産連合を機能させているかについて意見交換をした。わたしは、連合をどのように運営しているか、成果をあげている理由などについて、ある程度時間をかけて説明した」という。

 その後、ゴーン氏は、ワゴナー氏と電話で話す。

 ゴーン氏は、ワゴナー氏とのやり取りについて「われわれはやや楽観的だ。われわれには成功経験があるからだ。しかし、成功しなかった経験を持つ人なら懐疑的になるものだ、それは理解できる」としている。

 年内決着を見込むGMとの協議では、双方で協力できる分野を特定し、そのうえでコスト削減効果を数値化する、と指摘。検討対象としてエンジン、トランスミッション、車台、部品調達、研究開発の4つを挙げた。

 ゴーン氏はさらに、北米生産拠点の拡大を迫られている日産自動車が、GMが閉鎖を計画する工場の一部を引き継ぐ可能性も示唆した。

 「われわれは新工場を建設するか既存工場を利用する。その他の選択肢はない」としたうえで「提携が実現しなければ、新工場を建設する。提携すれば、既存生産設備を利用することを検討する」と述べた。

 [ロイター7月13日=デトロイト]

 (06/07/14 10:33)  





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