カナダ国会前、臓器狩りの国際調査を促す集会、議員らも応援演説

2006年10月03日 12時00分
 【大紀元日本10月3日】カナダ国会議事堂前でこのほど、中国での生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出・売買する告発への国際調査を促す集会が開かれた。カナダ東オンタリオ州の腎臓財団の臓器提供委員会の会長や、カナダ国会議員などは集会で講演を行い、カナダ政府と国民に対し、共同で中国での反人類の犯罪を制止するよう呼びかけた。その二日後、カナダのピーター・マッケイ外相は中国の人権と民主状況を非難する談話を発表した。

 カナダの国会前で9月26日に開かれた集会で、「このような罪悪に直面する我々は問題を解決するのに、明日まで待つとか、北京オリンピックが終わるのを待つとか、そのような悠長に構えているわけにはいかない。中国にいる人々は今も謀殺されている最中だからだ。これは世界が最も重視すべき人権問題であり、如何なる人権侵害もこの犯罪に匹敵できない」と法学博士で、カナダ東オンタリオ州の腎臓財団の臓器提供委員会のルーベン・ブルカ(Reuven Bulka)会長が述べた。

 ブルカ会長は、生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出する犯罪は、旧ソ連における宗教とユダヤ人への迫害より百倍も残酷であると指摘、集会に参加する法輪功学習者に対し、「あなたたちは強権を前に退却してはならない。なぜならば、あなた達は真相を握っているからだ、その力は極めて強大なもの」と励まし、カナダ社会の動員できる資源を十分に活用し、すべての国会議員がこの犯罪を抗議する嘆願書に署名するよう働きかけるべきと提案した。

 今回の集会に、7人のカナダの国会議員が駆けつけ、講演を行った。議員ウィン・マストン氏は国会に160議案を提出し、スピーチの中で、カナダ政府に対し、外交ルートを通じ世界各国政府や、国連などと連携して、中国の人権問題に関心を示すと共に、当局による国内外における人権侵害、特に国内での法輪功学習者への迫害の制止に、リーダーシップを発揮するよう訴えた。

 カナダ前法務相、現職の国会議員、国際人権弁護士のアーウィン・コトゥラ(Irwin Cotler)氏は、カナダ独立調査団の報告書を高く評価、「報告書が(専門的な)総合論証に基づいているため、中国当局には疑惑を解明するための立証責任が生じている」と指摘した。

 今年7月にカナダ独立調査団が中国での臓器狩りの告発は事実であるとの調査報告書を公表した直後、与党保守党の連合会議の主席レイハム・ジェフ氏は7月13日、カナダを含め、米国や、欧州の参加意欲のある国は、国際連盟を結成し、中国当局に圧力をかけ、臓器狩りの真相を国際社会に解明するよう求めるべきと発言、「カナダ政府だけではなく、その他の国々と協力して行動を起こし、この事件を国際法廷に提出、法律の裁きを受けさせるべき」と述べていた。

 今回の集会二日後の28日、カナダのピーター・マッケイ外相は、公の場で中国の人権と民主状況を厳しく非難、カナダ政府は中国での民主発展への協力を検討していることを明らかにし、カナダは中国での民主制度の確立に貢献できるとの見方を示した。BBCは「保守党政権が今年に発足して以来、初めてカナダ政府高官がそのように鋭く中国当局を批判した」と伝えた。

 

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