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台湾通信】祈りを夜空へはこぶランタン祭:放天燈

 【大紀元日本3月2日】日本の皆さん、こんにちは!

 旧暦1月15日はお正月を締めくくる元宵節で、台湾島内では毎年、人気イベント「放天燈」(天燈揚げ)が行われます。「天燈」とは、熱気球の原理で夜空に揚げられるランタンのことで、台南県塩水鎮と台北県平渓郷の「放天燈」が特に有名です。

 当初は、台湾に移住してきた漢民族が、土匪や「蕃人」の出没を知らせたり、山に避難した家族へ安否を知らせるサインとして用いられたと言われます。「天燈」は空高く舞い上がることから、村民の願いが天の神様に近づいていくと考えられました。そこでいつしか、人々は祈りの言葉を「天燈」に書き込むようになりました。「天燈」がパイプ役として、神様からの加護を運んで来てくれると考えたからです。「天燈」が「平安燈」とか「祈福燈」とも言われるのはこのためです。

 このように、特殊な時代背景から平渓郷で始まった「放天燈」は、次第に台湾島内のいろいろな地域に広まって行ったと言われます。

 今年は2月12日が元宵節でした。夜、冷たい平渓の山風の中、無数の「天燈」が空高く揚がるにつれて、人々の熱意と未来に抱く希望が沸き上がり、心は「天燈」のように温かさに満たされました。「天燈」がうまく揚がり、夜空の彼方に消え入ったなら、きっと願いが叶えられることでしょう。

 夜空を舞台に「夢」と「念願」の実現を祈る。世界の人々の心の温もりを結ぶこのイベントは特にお勧めです。

 
(台湾=記者・蘇燕)


(06/03/02 17:28)



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