香港強制送還の被害者ら、米議会の円卓会議で証言

2007年08月05日 06時40分
 【大紀元日本8月5日】今年7月1日期間中に発生した、香港に入国する台湾法輪功学習者が大量に強制送還される事件を調査するために、8月2日、米議会の人権委員会と宗教自由委員会は、本事件の被害者代表として台湾人法輪功学習者3人と円卓会議を開いた。

 3人の被害者は米議会関係者に事件の全過程を詳細に紹介、証拠報告などをも提出した。米国議会外交委員会の主席・ラントス夫人は会議終了後に、被害者らと面会した。

 台湾の人権弁護士・朱婉_qi_氏、希望の声ラジオ台湾支局の記者・柯宜君氏と廖淑慧氏は会議で、香港帰還10周年記念日となる7月1日期間中に、香港での合法活動に参加する法輪功学習者千人以上が、合法ビザを持っているにも関わらず、香港当局から入国を拒否、強制送還される事件の全過程を詳細に陳述し、法輪功学習者を6月26日から7月1日に搭乗させないよう要求する通知書=香港入国管理局から各航空会社へ送られた=を提出し、強制送還する際に暴力行為を受けケガした法輪功学習者の医療診断書と写真も提出した。

 今回の円卓会議は、人権ワーキングチームのハンス氏(米国議会外交委員会の主席ラントス夫人のオフィスに所属)が司会し、台北駐米国経済文化事務局の副代表者も会議に参加した。

 被害者の1人、台湾の人権弁護士・朱婉_qi_氏は、「今回、台湾の法輪功学習者の香港入りの目的の一つは、江沢民、李嵐清、羅幹=法輪功への弾圧を発動・指揮する中共中央指導部の幹部ら=を告訴する香港の法輪功学習者を支援すること。しかし、江沢民の法輪功迫害に追随する曾慶紅・副主席は、香港の入国管理局に対し、法輪功学習者を強制送還するのを命じた。これは明らかな法律違反である」と述べた。

 台湾と中国、法輪功への対応は正反対

 朱婉_qi_氏は、「法輪功の問題は、台湾と中国では、明らに評価が正反対に分かれている。中国国内では、1億人近くの愛好者の信仰自由が奪われ、数千人の命が剥奪された。このような迫害は香港まで拡大し、自由を有する台湾の法輪功学習者まで延長している」と語り、「香港のメディアは中国当局を恐れて、今回の大規模強制送還事件をほとんど報道しなかった。今回の事件を通して、香港の報道自由は中国帰還前と完全に変り、中国当局が香港でも人権自由の声の封殺に成功したのが伺える」と非難した。

 
台湾の人権弁護士・朱婉_qi_氏

台湾政府の駐米機構である、駐米台北経済文化事務局の副代表・高碩泰氏は、「最近発生した、香港での法輪功学習者への人権侵害事件について、我々はとても不可思議に感じている。このように合法的な入国ビザを所持して、香港入りする台湾人に乱暴行為を働いたことについて、台湾政府は即座に事件への関心を示し、非難の意を表した」と述べた。

 
駐米台北経済文化事務局の副代表・高碩泰氏

また、高碩泰・副代表は、「これは人権問題、信教自由の問題であり、集会・結社自由の問題でもある。台湾は法律を遵守し、民主と人権を尊重し、台湾のすべての人民は、報道、民主、表現、結社、信教などの自由を高度に享有している。これらは非常に基本的な普遍価値であるため、台湾では、法輪功学習者は如何なる不公正な待遇を受けることはない」と指摘し、米国政府と国際社会に対し、中国国内で進行している残酷な迫害と、その迫害を国外に拡大する中国当局の行為を非難・制止するよう呼びかけた。

 朱婉_qi_氏は、これからも引き続き国際社会に呼びかけ、米国政府のほか、国連にも陳情を行う構えを示した。

 

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