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拘束された抗議デモ申請者の1人、五輪閉会後に解放=北京

 【大紀元日本8月26日】五輪期間中に指定公園で自由にデモできる規定に従い、抗議デモを申請したところ、当局に10日間拘束された直訴者が、8月24日の五輪閉会式後に解放されていたことが、本紙取材でわかった。

 解放されたのは、天津出身の李耀蘭さん。李さんは8月7日に3箇所の指定エリアでの抗議デモ申請書類を提出した。3通の申請書のうち一通は、11日に北京海淀公安支局よりそのまま返送された。このことは13日、新唐人テレビ局(本部・ニューヨーク)によって報道された。

 李さんは13日、天津で開催される五輪球技を観戦する予定だったが、天津公安局河西支局警察に阻止された上、支局へ連行され1日拘束された。翌日、天津拘置所へ移送され、さらに10日間拘束、五輪閉会式終了後の24日にようやく解放された。

 李さんが拘束された理由は、2007年4月8日に北京へ直訴したためとされたが、李さんはそれが本当の理由とは信じられないと語った。実際、天津南開支局の警察は李さんに「天津指導者は、どうしてもあなたを拘束しなければ安心できないからだ」と秘かに洩らしたという。

 10年間直訴し続けた李さんは、「私は訳もなく10日間拘束されてしまった。私は法律にも規定にも違反していない。私は濡れ衣を着せられたのだ」と訴えた。

 実際、李さんは3つの指定エリアで抗議デモを申請した唯一の申請者ではない。李さんは拘束された間に作った詩の中で「園開浄空人不見、高牆鉄窓学習班(公園は人気がなく、抗議者は皆拘束された)」と皮肉った。

 情報筋によると、北京直訴者で70歳代の呉殿元さんと王秀英さんは抗議デモを申請したところ、強制労働1年の刑に処された。また、同じく直訴者の陳大山さんは9日間拘束され、李金城さんは甘粛ホテルに拘束された。さらに、福建省人権活動家の紀斯尊さんは行方不明になり、安徽省直訴者・王士詳さんは地元に強制送還され刑務所に入れられたという。

 李耀蘭さんは国際社会にこの現状を知らせたいと思っている。李さんの連絡先は13370356865まで。

 
(記者・趙子法、翻訳/編集・余靜)


 (08/08/26 06:18)  





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