【大紀元日本4月8日】海外最長ルートを計画し、北京五輪の宣伝効果を狙ったはずのロンドンでのせい火リレーは7日、予定の祝典のどころか、千人の抗議者にも出た抗議多発の大失敗となった。英国メディアの報道によると、2012年ロンドンオリンピック委員会のコー会長が、せい火をガードする中国の特別警察がリレー中に抗議者やランナーに対して犯した暴力行為について、「恐ろしいヤクザの行為だ」と糾弾した。
1980年と1984年オリンピック金メタリストのコー会長が、ロンドンでの出来事についてのある電話会議の中、この発言をしたという。「パリでは彼らを追い出すべきだ。彼らは三回も私を道路から追い出そうとした。本当に恐ろしい。彼らはヤクザだ」。
英国のテレビ局チャネル4によると、同テレビ局がロンドンオリンピック委員会事務室に電話をかけた際、混線しで偶然にコー会長の電話会議ラインとつながり、同発言を録音することができた。
7日に起きたロンドンでの大混乱は、現地当局とオリンピック委員会とも恥の上塗りとなった。納税者のお金を使い、共産中国の武装警察と彼らの暴力的な手法を英国に輸入してリレーをコントロールしようとした当局を市民らは批判した。
せい火リレーのランナーの一人、ハグ選手も自分が走る際、中国の警察に命令されたと話した。「青い服を着ていた男性らは、みんなを困惑させた。まるでロボットのように……私に指示や命令を出したり、私がトーチを持つ手を強制に上に挙げさせたりした」。
ハグ選手によると、「リレーの前に、中国の警察ガードは、英国の警察とオリンピック関係者とも衝突があったようだ」という。
五輪せい火リレー各国でのルートを無事に終わらせるため、中国当局が昨年8月に、全国各地から数十人の武装警察を応募し、国内担当(四十人)と海外担当(三十人)を配置した。
ロンドンでのリレーでは、青い服を着た中国からの14人のボディーガードがせい火を厳重に囲み、近くからの抗議者に暴力をふるう場面もあった。
フリーチベット運動組織のマット・ウイッティケース氏が、これらの中国の特別警察について、政府に問い詰めた。「誰が彼らに権限を与えたのか。彼らは英国の街頭で司法権を行使できないはずだ」。
せい火リレーは抗議リレーになり、リレーを巡り多くの後遺症を現地に残した。招聘側の五輪委員会と市警察署の間で、責任追及の論争が起こった。
報道によると、イベントを組織したGLA(The Greater London Authority)は、「北京組織委員会が彼らをつれてきた。それは北京の責任だ」と責任は北京五輪協会にあると話した。
北京五輪協会は、「私たちとは無関係である。彼らの市政府及びGLAとの関わりはGLAが責任を持つべき」と回避した。
一方、市警察は、護衛の警官らがローラースケートでヘルメットをかぶり、せい火ランナーを取り囲むようにしていたのは、まったく間抜けな姿のように見えるとして、怒っているという。また、せい火リレーの大失敗で、英国は笑いぐさになったと話しているという。
(翻訳/編集・肖シンリ)
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