印刷版   

1月21日午前、北京のあるバーで、ある中国人女性が涙を流しながらオバマの演説を見ていた。米国新大統領の誕生に、中共当局が不安と緊張感を見せ、中国国営メディアはオバマ大統領の演説中の反共産主義および言論自由の内容をカットした (FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)

オバマ演説検閲事件:中共外交部、メディアの編集自主権と弁解

 【大紀元日本1月23日】中共外交部は1月22日の定例記者会見で、オバマ大統領の就任演説内容から敏感語を削除して報道した検閲事件について質問された際、中国のメディアには編集の自主権があるとコメントした。

 AFP、ロイター通信などの外電によると、22日の中国外交部定例記者会見に出された最初の質問は、その前日に行われたオバマ大統領就任演説に関する中国各メディアの検閲報道についてだった。

 21日午前に行われたオバマ大統領就任演説を、中国中央テレビ局は、1分遅れの「中継」で放送した。しかし、演説中の「ファシシズムと共産主義への抵抗」および「異議者に対する抑制」の2箇所の通訳がカットされ、放送が一時中断された。また、新華社およびすべてのニュースサイトに掲載された演説原文の翻訳からも、「共産主義」が削除され、「腐敗者が異議者に対する抑制」を言及する段落も丸ごと削られた。

 姜瑜報道官は、同事件に関する記者の質問について、良く知らないと答える一方、中国のメディアには自主的な編集権があるとコメントした。

 また、次の質問でオバマの演説に関する中国当局の反応が聞かれた。姜瑜報道官が、オバマの外交政策が世界の安定と発展に有益であるように「希望している」と答えた。

 外電が報道した一番目の質問およびそれに対する姜瑜報道官のコメントは、中国外交部と各ニュースサイトが掲載した同記者会見の記録にはなく、またも削除されたようだ。

 同記者会見で出されたもう一つの質問で、オバマ大統領が表明したグアンタナモ収容所の閉鎖に伴う中国国籍ウィグル人20名の釈放が米中関係に与える影響ついて、姜瑜報道官は彼らはテロリスト組織メンバーと指摘し、中国への即時返還を強く求めた。

 
(報道・肖シンリ)


 (09/01/23 15:11)  





■関連文章
  • オバマ大統領、就任宣誓やり直し(09/01/23)
  • 中国メディア、オバマ就任演説から敏感語句カット(09/01/22)
  • 伝統的価値観に則り、責任を果たす=第44代米大統領誕生(09/01/21)
  • オバマ氏大統領就任祝賀行事、米史上最大イベント(09/01/18)
  • 中国若手学者・弁護士集団、CCTVの洗脳番組を排斥(09/01/14)
  • 壮絶、中国の帰省ラッシュ=香港メディア(09/01/14)
  • 新聞社地上波放送進出反対、韓国メディア労組無期限スト突入(08/12/28)
  • 北京外交部に100人直訴者が陳情、国際メディア注目(08/12/14)
  • 「南方報業」グループ記者ら、密かに粛清対象(08/12/14)
  • 中国各地・直訴者が天安門に集結、外国メディアに訴え(08/12/02)
  • 頻発する集団抗議事件:中国当局、速報で世論制御ねらう(08/11/25)
  • ヒラリー・クリントン氏、国務長官就任を受諾(08/11/23)
  • NZ総選挙:政治経歴わずか6年、キー新首相誕生(08/11/10)
  • ダライ・ラマ14世、オバマ次期米大統領に祝意(08/11/09)
  • 米大統領選挙「選挙後憂鬱症候群」出現(08/11/09)