THE EPOCH TIMES

世界で最もお金のかかる政党

2009年02月21日 11時12分
 【大紀元日本2月21日】中国系学者、穆正新という著名作家が、最近、米民間機関の「労働思想改造基金会」の主催する中国語ネットの刊行物『ウォッチング』に文章を発表した。「中国大陸の人民は全世界で最もお金のかかる政党を養っている」と題する文章の中で、中国共産党は世界で最も高価な政党で、この党はこれまで資産公表を登録しておらず、それは完全に公金に頼り、毎年約2260数億元(約3兆1640億円)を使っているとみられる。その文章から掲げた一つの鮮明な観点として、公金を与党のためにだけ使うことは犯罪行為であると指摘した。

 穆氏は若い頃、北京にある重点大学の哲学部で助教授として勤めた。研究領域は古典哲学と中国近代の思想史で、専門書を2冊出版した。その後、穆氏は米国にある大学で研究の仕事に就いた。

 広西にいるフリーライター・荊楚氏は穆氏のこの関連党費問題の文章を称賛した。「実は私達の国の財政経費も共産党の『党庫』であり、『党庫』と『国庫』を区別していないので、これが納税者にとても無念なことと感じさせる。人民はこのことに対して非常に憤慨しているが、しかしどうしようもない。これらの官僚達が腐敗していることを表すのに、民謡の中で『彼らの食べる・飲む・打つ・買うにふけるのはすべて公費が賄う』というのは、これらの官僚を風刺したものだ」と示している。

 穆氏は、中国に1つの奇怪な現象があることに気づいた。政府は、中国共産党の関連人員を扶養するために公金を支出している。このような情況は旧ソ連にもなかった。デンマーク在住の政治評論家・陳泱潮氏は、「疑いようのないのは、この党が世界で人民の血と汗を奪う最も冷酷な1つの党だ。それは5つの部署、すなわち、党、政府の人民代表大会の常務委員、政協と紀律検査委員会によるものだ。実は、働いているのはただ政府だけであり、公衆の事務を管理するのも政府だ。しかし、政協、紀律検査委員会、労働組合、共産主義青年団、婦人連合会などのような牛の毛ほど多い組織はすべて党の付属物だ。それぞれの業界にしみ込んで社会を制御しているこれらの附属物は、すべて納税者の血と汗で支えられているのだ」とも、指摘している。

 穆氏のブログの文章では、中国に現在4万4千あまりの郷・鎮・町の党委員会、2千800余りの県レベルの党委員会、300余りの地区・市レベルの党委員会、31の省レベルの党委員会、および1つの巨大で比類ない党中央があると書いている。それ以外に、各行、各機関の非常に多い党組織もある。党を養う経費の膨大さを考えてみればわかると、分析している。

 さらに、陳泱潮氏は今、党と政府は区別せず、『国庫』は『党庫』であり、国家全体の資源、財産はすべて党のものなのだ。人民には権利がなく、財産を支配することは全部、独占的な共産党の手中にある。当然なことながら、これは世界で例を見ないことだと示している。

 穆氏からすると、台湾の国民党は大陸の共産党より清廉潔白だ。国民党は私有財産で党を養っているが、共産党は公金で党を養っていると示している。穆氏は、公金で党を養うのは1種の犯罪だと考えている。荊楚氏は、共産党の養いを言うと、たとえば、各級の政府機構の中にある党委員会、各企業と国家機関の団体、軍隊、学校などにも党の機関がある。また、農村から都市まで、町や村の委員会にはすべて党の委員会の官僚がいる。この権力の構築は完全に党に従うためのものである。共産党から許しがなければ、どんなこともできなくなる。彼らは、国家は彼らが打ち落としたものだと思い込み、彼らが金銭を費やすのは当たり前のことだと思っている。これは悪者のお山の大将的心理状態だ」と表す。

 陳泱潮氏は中国が民主的改革を行うことを望む。例によって、党は必ず党費及び党のルートを認める慈善家らの寄贈に頼らなければならず、国庫のお金を占用してはならない。さもないと、これは最大の汚職であり、国民全体の血と汗はすべて彼らに貪られてしまう。民主的改革を行わないと、これらの弊害はどのように取り除かれるのか?彼らは自分の権利を守るため、断固として民主化の改革に反対すると思う 。

 中国の選挙と管理ネットの文章によると、中国共産党の活動経費の90%は国家の財政支出に頼り、ただの10%が党員の納める党費によるものだということである。

 
(翻訳編集・蘇燕)


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