【大紀元日本10月22日】米ニューヨークに本部を置く人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は12日、世界各地で弾圧されている作家などの表現者に贈られる「ヘルマン・ハメット賞」の受賞者を発表した。今年の受賞者は19カ国、37人で、彼らは財政的な支援を受けることになっている。中国人受賞者は、人権活動家の胡佳(フージャー)氏、ジャーナリストの師涛(シートウ)氏、チベット人作家・唯色(ウェイスー)氏、ウイグル人作家・亜森(ヤセン)氏の4人。唯色氏をのぞく3人は現在、監獄に収容されている。
今回の受賞について、唯色氏は「中国には言論の自由がなく、人権問題も深刻。このような環境下で声を出し続ける人々にとって、この賞はとても励みになる」とコメントした。唯色氏は2006年、当局により自らのブログを閉鎖されている。
広州の人権弁護士・唐荊陵氏は、胡佳氏らの受賞に喜びを示し、「彼らは、常に中国の人権問題を提起し、そして多くの犠牲を払っている。彼らはこの賞に値する」と述べた。
 | | 師涛氏(写真・独立中文作家筆会提供) |
師涛氏は2004年、「天安門事件」に関する中国中央宣伝部の内部文書をヤフーのEメールで海外に送った。中国当局から圧力を受けたヤフーは、師涛氏の個人メール記録を提供し、師涛氏は「国家機密漏洩罪」で10年の禁固刑を科せられている。
胡佳氏は、血液売買による集団エイズ感染の被害者を支援したほか、環境や人権問題などを訴え続けた。2008年4月、「国家政権転覆罪」で、3年半の実刑判決を言い渡された。
 | | 亜森氏(ネット写真) |
ウイグル人作家の亜森氏は2005年、自由への憧れを描くエッセイ「野鴿子(野生の鳩)」を発表したところ、「分裂活動を行った」として逮捕され、10年の刑期を言い渡されている。
「ヘルマン・ハメット賞」は、米国の劇作家リリアン・ヘルマンとその夫のダシェル・ハメットにより1989年に創設された。ハメットが1950年代に政治的な弾圧に遭い、これが賞創設のきっかけとなった。
(翻訳編集・余靜)
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