■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/08/html/d55322.html



米国研究チーム、エイズ全遺伝子情報の解読に成功

 【大紀元日本8月10日】米ノースカロライナ大学の研究チームが、エイズウイルスのゲノム(全遺伝子情報)の全体的な構造を解読することに成功した。この研究成果は革新的で、今後エイズの新しい治療薬の開発が可能になるという。英科学誌「ネイチャー(Nature)」が8月6日、この研究成果を公表した。

 科学者たちはこれまでの数十年間、有効な治療薬を開発するために、エイズウイルスが人体免疫系の防御能力に回避できる原因を探り続けてきた。

 エイズウイルスのゲノムには、一本鎖RNA(リボ核酸)で構成される極めて複雑な構造があり、ウイルスに活動の指令を出している。

 RNAはDNAと異なり、入り組んだ3次元の立体構造を持つことができるため、その解読はより難しい。これまでにも、エイズウイルスのゲノムの小さな領域のモデリングに成功した研究はあるが、今回は新たな技術を用い、より広い領域のモデリングに成功したという。

 同大学のケビン・ウィークス教授が率いる研究チームは、今回の研究成果は、エイズウイルス向け抗ウイルス剤の開発に貢献しうるとしている。

(翻訳編集・叶子)