THE EPOCH TIMES
郭文貴氏の子供も通園

中国当局、北京の高級幼稚園虐待は「ねつ造」富裕層でも子供を守れない社会

2017年11月30日 20時38分

 朝陽区警察当局が28日夜、同微博公式アカウント「平安朝陽」で、調査結果を発表した。この直後に、同投稿のコメント欄に「発表に納得できない」とネットユーザーから非難のコメントが数千にも上った。

 「おかしくてたまらない。本年度コメディー部門の最優秀賞を受賞」「目を疑った」「多くの保護者は成分不明の薬を飲んだ。そして、娘らの潔白を犠牲にしてまで幼稚園を陥れた、ということなのか」「このくだらない結果をみると、『やっぱりあった』と確信した」「皆さん、監視カメラのハードディスクを修理してあげましょう」などなど。

 多くのユーザーは「保護者が暇つぶしで、子供が虐待と性的暴行を受けたとねつ造した、とでも言うのか?」「この広い幼稚園には、監視カメラが何十カ所もあるはずだ」、と当局の発表を信じていない様子だ。

 なかには、中国当局が最初から軍や指導部高官が絡んでいる今回の事件の真相を明かさないつもりだったと指摘するユーザーもいる。

 いっぽう、ネット情報を統制する当局はユーザーらの非難コメントをすべて削除した。微博「平安朝陽」のコメント欄も一時閉鎖した。現在、表示されているコメントは当局への支持を示す投稿のみだ。

 あるユーザーは「削除されたのは国民の信頼だ」と吐き捨てた。

富裕層も共産党体制の犠牲者に

 虐待と性的暴行を訴えた保護者の子供は同園の国際コースの3歳児クラスだ。中国メディアの報道によると、英語教育を行う国際コースは月5000元(約8万5000円)だ。他の諸費用を合わせると、月の学費は日本円で換算すると10万円以上かかる。

 中国国家統計局が発表した2015年都市部労働者の平均賃金統計によると、1位の北京市は1カ月当たり9282元(約15万7794円)。同幼稚園の学費基準をみると、富裕層向け幼稚園であることは明らかだ。

 米国滞在中の中国人大富豪・郭文貴氏は自身の子供3人もこの幼稚園出身だと25日、自身のインスタグラムで明かした。

 今回の事件は富裕層であっても、当局の意のままに翻弄される現実を浮き彫りにした。しかも、お金があっても、わが子を守ることができないという現実を突きつけられた。

 「お金の価値がなくなった一日」とある市民はインタネットでつぶやいた。

(記者・陳漢/周慧心、翻訳編集・張哲)

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