THE EPOCH TIMES

中国当局、17年GDP成長率6.9%と発表、専門家「実質は半分以下」

2018年01月20日 15時54分

 前述の「全米産業審議会」はニューヨークタイムズに対して、17年中国経済が減速から加速に転じたにもかかわず、「成長率の大部分は、債務によって生み出された」との懸念を示した。

 一方、米シンクタンク「外交問題評議会(CFR)」研究員のベン・スティル氏とベンジャミン・デラ・ロッカ氏が11日、CFRホームページに評論を掲載し、中国経済に潜む債務拡大リスクを警告した。

 両氏は、15年と16年中国株価大暴落以降、中国当局は景気刺激策として信用を拡大し、赤字経営の国営企業に対して与信を続けてきた。

「短期的に、中国経済は信用と投資の拡大によって、成長が加速する。しかし長期的に、信用と投資拡大で不良債権が急増するだろう。現在最大の問題は、中国がどれほどの不良債権を抱えているのか、そして今後またどれほどの不良債権を作り出すのかにある」と指摘した。

 両氏の研究では、11年から16年まで中国民間企業の収益が18%の増加に対して、国有企業の収益は33%減となった。また、中国債務総規模に占める国有企業の負債の割合は10年の59%から16年の80%に拡大した。

「不良債権を計上すれば、中国の本当のGDP成長率は当局が発表する6.9%の半分もないだろう」。

 また、両氏は中国当局は現在も、債務返済能力のないゾンビ企業に対して与信をしていると批判した。両研究員は、将来中国では債務危機発生の可能性が高いと強い警戒感を示した。

(翻訳編集・張哲)

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