中国初の携帯メール投票の歌手コンテストに当局は警戒

2005年08月30日 11時04分
 【大紀元日本8月30日】半年間中国の巷を沸かせた歌手コンテスト「超級女声」が先日幕を下ろした。決戦で800万人を超える視聴者は携帯メールで1票を投じ、これまで無名の周筆暢は、一夜にしてスーパーアイドルとなった。政府支配下のマスコミによらない今回のコンテストは宣伝部門を厳しくコントロールしてきた当局に大きな衝撃を与え、政府は警戒を強めている。

 今回のコンテストの最大の特徴は、今までの専門家による選考方式から、視聴者のメール投票方式に転換したことである。準決勝の投票数(1人に1回の投票権利)が400万に達し、決勝では815万を超えたという。

 中国のあらゆる社会選挙活動が不透明であるため、今回の国民参加選出方式は視聴者の多大な関心を集めた。この大きな反響を呼んだ社会現象に触発され、国民は社会問題から政治問題まで、現代方式で意見を表す気持ちが芽生える可能性があると明報が伝えた。

 番組制作はアメリカのテレビ番組「アメリカアイドル」(American Idol)を参考に、歌唱才能に自信ある人がスーパースターになるのは夢でないことをキャッチコピーに、自己意識の強調を訴えた。イメージ作りや、プロデュース、パフォーマンスなどが高水準に達しているため、当番組は高い視聴率を記録した。

 「超級女声」番組は、中国国営放送の中央テレビがスターを作り上げる独占局面を破った。中央テレビの独占地位が一旦崩れると、当局はどのように国民に対するマインドコントロールを行い続けるのか、当局の次の手は注目される。

 また、「超級女声」番組の来年の開催はすでに禁止され、今回のコンテストは最初で最後となった、という情報もある。
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