外国政府関係者と人権団体、中共に臓器狩り停止を求める

2006年05月19日 03時00分
 【大紀元日本5月19日】本年3月に中共政権が生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出・販売する実態が暴露され、世界の民衆に衝撃を与えた。その後、その証言を裏付けるように二人の証言者が続いた。また、世論も高まりを見せ、各国の政府関係者や、国際人権団体からは、事件の真相を早急に調査し、虐殺の即刻停止の声が上がっている。

 韓国人が中国でこうした人道にもとる臓器移植を受けるのを防ぐため、韓国の最大野党「一国党」の議員で、韓国議会の対外協力委員会の委員長・朴宰完氏は4月28日、議会に「臓器移植に関する修正法案」を提出した。

 朴宰完議員は、「中国での臓器移植を計画している人々に、危険性を伝えることで、このような需要の減少が実現できる」と述べた。

 さらに、同議員は、「中共政権が黙認する中、生きている人からの臓器摘出が恣意的に行われている可能性は非常に高い。現在のような状況では、中共政権に対し、公正かつ透明度のある調査を期待するのは無謀だ」と見解を示し、国連が代表を務め、国際社会がこの問題を客観的に調査すべきと提議した。

 中共政権はナチス同様に審判を受けるはず

 朴宰完議員は中共の圧力に絶対に屈さないと表明、「もし中共大使館が無根拠に否認し、中国内政への干渉と称するならば、私も絶対に受け入れない。犯罪行為に屈することは、私の良識と準則に反するからためだ。今の中共政権はナチス同様に審判されるはず。北朝鮮と中共は皆独裁政権で国民を圧制している、このような暴政勢力を弱体化させ、多くの人々に自由を還元すべき」と述べた。

 また、朴宰完議員は「人間として、人類が極度の苦痛に耐えていることに、正義を訴えるべきだ。人類の生命を侵害する反人類の犯罪に対し、正義の声を上げ、即刻停止させるべきだ。もし普遍価値である人権問題を目の前にし、沈黙を保持するならば、歴史への犯罪に当たる」と力説した。

 
朴宰完議員(大紀元)

韓国では、朴宰完議員を筆頭に10人の議員は、「中共による野蛮な臓器狩りの犯罪を阻止」との署名活動に支持するサインを提示した。

 豪州では、労働党の党首で、豪州議会のマイケル・ダンビー(Michael Danby)議員は、このほどダウナー外務大臣に、中共で行われている生きている人からの臓器摘出に関する質疑書を提出し、外務省に対しこのような臓器が豪州に流入しないことを保証するよう求めた。
マイケル・ダンビー党首(大紀元)



 スイスの政府官僚:中共政権の残虐さは最高峰に達している

 一方、スイスのジュネーブ市政府の文化部長パトリス・マグニー(Patrice Mugny)氏は、このほど声明文を発表、「中共政権は拷問だけでなく、死刑囚の臓器を摘出していた。今日になって、さらに罪のない人々の臓器を強制摘出するに到った。このことは、商業利益のため、他人に究極の苦痛を強いることには留まらない。生きているうちに強制的に臓器を摘出される対象者は法輪功学習者である、その恐怖は最高峰に達している」と述べ、市の行政委員会を通じ、国連とスイスのカルミ・レ外務大臣に、法輪功が要請する国際調査の意向を伝えると表明した。

パトリス・マグニー文化部長(大紀元)

国際人権団体:欧州連合は中共のジェノサイド犯罪に注目すべき


 国際人権団体も中共政権の臓器狩りに注目し始めた。5月10日午前、「国際人権協会」のオーストリア支部はウィーンで中国問題のシンポジウムを開いた。参加した専門家や学者は欧州連合に対し、中共と人権対話を行う際に、生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出というジェノサイド犯罪を主要な議題にすべきであると強く呼びかけた。本年5月26日、ウィーンで欧州連合と中共政権の人権対話が行われる予定。同団体のオーストリア支部の責任者キャサリナ・グリーブ(Katharina Grieb)氏は、この問題を大会に提出する考えだ。

 また、参加者の1人、米国カトリック教大学のニェシン教授は、「中共政権の臓器強制摘出の実態が暴露されたことは、全世界の人類の最低限の道徳基準と各国の立国精神への試練である」と述べた。

 米国メリーランド州在住の医学博士ヨケンメイ氏は、法輪功学習者からの臓器強制摘出は、全国範囲で進行している組織犯罪であると指摘、多くの証人が明るみに出て、虐殺を阻止するよう呼びかけた。

 中国での肝臓移植の現状

 中国国内の多くの臓器移植機構に対し、記者が患者を装い、海外から電話調査を行ったが、多くの関係者は、臓器提供者は法輪功学習者であると明かし、しかも提供者は摘出時に生きていた若い人たちだという。中共政権が公表したデータによると、肝臓移植だけで、2005年度には4000件、2004年度には2000件、2003年度には1500件を実施した。一方、1991年から1998年までの肝臓移植の合計数は78件しかないという。言わば、1999年法輪功への集団弾圧が開始したと同時に、肝臓移植も急激に増加し、2005年になると、1999年の20倍に達した。専門家の統計によると、中国のように、一年間で4000個の移植用肝臓を短期間で提供できることは、少なくともその50倍にあたる20万人以上の人体から随時に肝臓を摘出できることを意味するという。

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