外務省関係者が明らかにしたところによると、訪日中のチェイニー副大統領は、21日朝の塩崎恭久官房長官との会談で、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議について、正しい方向に向けた第一歩であると評価した。また、これを踏まえ、今後とも日米が力強く連携していく必要があることで一致した。
米側は、拉致問題に関する日本の立場に理解を示したほか、中国の役割が重要であることについても意見が一致した。
先週北京で開催された6カ国協議では、北朝鮮が寧辺の核施設を停止することや、国際原子力機関(IAEA)の査察を受け入れることなどを盛り込んだ共同文書を採択するなどの合意がとりかわされた。
会談では、塩崎官房長官が日米同盟に関して、チェイニー副大統領が今回、日本と豪州を訪問すること自体が力強いメッセージであると述べたという。また、ミサイル防衛および米軍再編に関する協力の推進が重要との考えで、双方が一致した。
一方、チェイニー副大統領はイラク、アフガニスタンへの日本の貢献に深く感謝すると発言。イラク、アフガニスタン情勢の安定化が重要との意見で一致した。
塩崎官房長官は、チェイニー副大統領との会談後の記者会見で、拉致問題は「日朝協議のなかで乗り越えなければならない」とし、6カ国協議での合意を踏まえた作業グループについては「それぞれ独立しているが、最後は調整された形で一緒に答えを出す」との考えを伝えたことを明らかにした。また、北朝鮮に対するエネルギー支援については、拉致問題の実質的な進展を前提としているとの姿勢をあらためて示したという。
[東京 21日 ロイター]
(07/02/21 15:37)
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