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厳冬と大雪で、野生動物にも影響=写真は、2008年1月13日、湖北省武漢で(China Photos/Getty Images)

厳冬と雪害で、10万以上の野生動物瀕死=中国北部

 【大紀元日本3月1日】長期にわたる厳冬と降り続く雪に見舞われ、新疆パミール高原、崑崙山脈地区に生息する数10万以上の野生動物は生存の危機に晒された。中国1級保護動物に指定されているマルコポーロ・アルガリ(野生の羊)、北山羊、ナベコウなどを含み、寒さと飢えで衰弱し、死亡した野生動物は少なくない。

 中新社の報道によると、カシュガル地区林業局は、今年の冬の新疆南部地区では積雪面積が75万平方キロメートルに達し、深さが10センチの積雪面積は約44万平方キロメートルもあるという。

 その内、パミール高原、崑崙山脈地区がもっとも被害が深刻で、中国国家1級、2級の希少保護動物マルコポーロ・アルガリ(野生の羊)、北山羊、ナベコウの生息地である地域の積雪は50センチも越えていると明らかにされた。

 カシュガル地区の野生動植物保護管理所の戴志剛所長は、カシュガルは渡り鳥がシベリアから西アジア、南アジアへ移動する主要通路に位置し、毎年はシベリアから移動して来る渡り鳥はカシュガルで休息を取ると説明した。

 戴所長は、今年の場合、降り続いた雪は野生動物の捕食に困難をもたらし、一部の渡り鳥は飛び立つ前に雪のために孤立し、また、多くの野生動物は山を下り、食べ物を求めて放牧区に進入したことを明らかにした。

 これに対して、カシュガル地区林業局の石紹樺局長は、林業部門は自ら資金を集め、牧草およびトウモロコシを購入し、一定の場所にて餌を撒いていると緊急救援措置を施したと明らかにした。しかし、現在の資金では、野生動物が10万以上瀕死状態に陥っている現状には焼け石に水だと嘆いた。

 石局長は、餌をタイミングよく与えて、長期にわたる飢えと寒さに耐え続けた野生動物の体力を回復させなければ、動物たちはこの雪害を乗り越えられても、春になり食物の欠乏による死亡を避けられないと語った。

 カシュガル地区は野生動物資源が比較的に豊富な地区で、現在、野生鳥類の種類は300あまりがあり、ユキヒョウ、北山羊、チベット・レイヨウなどを含む哺乳類動物は100種類以上の中国国家級重点保護動物70数種類が生息している。

 (翻訳・余靜)


 (08/03/01 10:42)  





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