長江実業集団、NZウェリントン地域電力供給ネットワークを買収か
【大紀元日本5月4日】ニュージーランドの大手電力会社のベクター(Vector)社は4月28日、同社のウェリントン地域における電力供給ネットワークを7・85億ニュージーランドドル(約640億円)で、米フォーブス誌長者番付でアジア1位の李嘉誠氏が率いる香港の長江実業集団(Cheung Kong Infrastructure)への売却を同意した、と発表した。しかし、正式に売却するには、同社の株主総会及びニュージーランド政府の海外投資関係機関の批准を得なければならないという。
今回の売却案に大きな注目が集められた。ニュージーランド政府は国の戦略的な資産を外国企業に流出してはいけないとの理由で、このほどカナダのある金融ファンドのオークランド国際空港への買収案を否決した上、外国企業が同国の戦略的資産への買収を制限するために一連の海外投資法案を実施した。ウェリントン地域の電力供給ネットワークは同国主要政府機関への電力供給を担っており、国家戦略的資産の一部であるため、ニュージーランド政府はベクター社の売却案を否決する可能性が大きいとみられる。
香港実業家李嘉誠氏は総資産230億米ドル(約2兆3920億円)で米フォーブス誌の世界長者番付で世界第9位となっている。同氏が率いる長江実業集団は香港最大のインフラ関連上場会社で、オーストラリアーなど海外いくつかの国において電力、交通、水力などの投資プロジェクトに着手している。一方、李嘉誠氏と中国共産党政権との間の密接な関係で、同社の米国のある通信事業企業への買収案を米国政府に否決された。
(翻訳・編集/張哲)
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