THE EPOCH TIMES

EUに新変化、中国人権への支持強化

2008年12月12日 15時45分
 【大紀元日本12月12日】最近、EUでは「中国における人権」、「チベット」、「法輪功」などの言葉が会議ホールやオフィスでよく聞かれる。中国の人権活動家・胡佳氏へのEU人権賞授与、欧州の政治要人達のダライラマとの相次ぐ会談、西側政治要人として、初のEU議会副議長による法輪功学習者に対する臓器狩りの真相調査、そしてEU議員自らによる上海の人権弁護士・鄭恩寵氏訪問、新唐人テレビ局の中国大陸での放送支持、人権シンポジウムでの法輪功問題の提起など、EUは国際社会において中国の人権をサポートする強固な力になったと見受けられる。 

 人権シンポジウムで法輪功は注目される

 12月2日、ブリュッセルのEU本部で行われた「中国の人権シンポジウム」で、法輪功の議題はEU議員とNGO国際組織から広く関心を持たれた。このシンポジウムはEU議会の自由党、HRWF(Human Rights Without Frontiers)と台湾民主基金会により共同発起され、主に北京五輪後の中国の人権状況を評価しようというもので、結局五輪の開催は中国の人権に改善をもたらしていないという結論に至った。

 会議の参加者は中国の人権問題について、環境に対する権益、一人っ子政策、拷問の濫用及び法輪功、チベット人、ウイグル人への迫害など、全面的な検討が行われた。迫害されている主な団体として、法輪功はEU議員から特に関心を示された。中国での拷問の被害者の66%が法輪功学習者であり、生体からの臓器摘出の対象も法輪功学習者で、法輪功問題はすでに中国における人権問題の最重要課題となっている。

 第三者の立場で独立調査を行う著名な国際人権組織―法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)代表のイブ氏は、会議の中で「昨年EUも同様な会議を開いて五輪前の中国の人権状況を検討したが、1年過ぎた現在、少なくとも8037人の法輪功学習者が拘束され、さらに法輪功のために弁護する弁護士までも迫害されている。高智晟弁護士は監禁され、今どこにいるのか不明で、李和平弁護士は出国し人権賞を受け取る機会を剥奪された。中国における人権状況は日に日に悪化していることは明らかである」と指摘した。HRWF責任者のWilly Fautre氏も、中国には今なお信仰の自由がなく、しかも五輪後も少しも改善が見られないと発言した。

 06年、自ら中国へ行き臓器狩りの調査を行ったEU議会のエドワード・マクミラン・スコット副議長は、現在中国における最大の迫害は信仰団体に対するもので、特に法輪功への迫害であり、国際法廷は中国共産党の犯したジェノサイドを審査すべきだと指摘した。EU議会自由党代表のグラハム・ワトソン氏は、「日曜日にワシントンDCの中国大使館前に行けば、多くの中国と西洋の法輪功学習者が静かに座禅しているのが見られるだろう、法輪功団体はこうして信仰の自由を主張しているのだ」と述べた。

 会議の最後、参加者全員が中国の人権問題に関する報告書に署名し、国連に提出することにした。

 ダライラマ、中共に絶望し 中国に希望を持つ

  12月3日、ダライラマがEU議会を公式訪問する前日、チベットと中国の人権問題に対し支持を表すため、5人のEU議会の議員により一日断食の活動を発起した。延べ35人の議員と400人以上のEU職員が参加した。これはEUの歴史上でもまれなことである。

 
12月4日、ダライラマはEUの全体会議で演説し、中共への絶望と中国への希望を表した。(Getty Images)

12月4日、ダライラマはEUの全体会議で演説し、そして記者会見を行った。会議でダライラマは初めて中国と中共の違いを明確に表現した。中共に対する信用はますます弱くなっていくが、中国人民への信用はこれまで動揺したことはない。彼はより多くの中国人作家や学者と海外で会談し、より多くの中国人民に真相を伝え、中共メディアのデマを排除すると語った。

 ダライラマは中共のチベット人に対する精神領域での絶滅政策、およびチベットの環境に対する壊滅的な破壊を詳しく述べた。彼はずっと独立のためではなく、チベットの民族自治のために尽くしてきたにもかかわらず、中共は絶えず彼が異分子だというデマを飛ばし、中国の民衆を騙していると主張しているが、彼は今後更に多くの中国人民に真相を伝えたいと語った。

 またダライラマはEUの議員に、「あなた達がチベットを支持する時、中国人はあなた達が彼らに反対していると思うが、それは誤りだ。実際私達は本当の調和、統一と安定のために貢献しているのだ」と語った。彼はより民主的に、より多くのことを実行するよう中国に呼びかけているが、それはチベット人のためだけではなく、中国人全体のためでもあると述べた。

 12月6日、EU議長国フランスのサルコジ大統領は、欧中サミットを遅らせるという中共からの重圧にも係わらず、ダライラマとポーランドで会談した。今回のEUの強硬な態度は中共当局を愕然とさせているようである。

 
(大紀元ベルギー報道、編集翻訳・金本)




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