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広州市:テレビで六四など禁止情報放送、中央から懲罰

 【大紀元日本6月23日】広州市ケーブルテレビは最近の放送で、中国当局に武力弾圧された大学生の民主運動「天安門事件」や、非合法組織とされる「法輪功」の情報を遮断しなかった。「政治的過ちを犯した」として、同テレビ局の5人の職員は停職処分を受け、上層部への懲罰も検討されているという。

 香港と隣接する広東省は、香港テレビ局の放送をケーブルテレビ経由で受信できる。ただし、ケーブルテレビが情報を審査し、フィルタにかけなければならない。一旦、中国当局が国内で封鎖している情報を発見すると、すぐに遮断するなどの措置を取る。そのため、通常では香港よりは5秒から15秒遅れて放送する。

 香港のテレビ局「アジア電視」は5月22日夜7時ころ、天安門事件20周年の特別番組を予告する数十秒の広告があった。そのなか、大学生を射撃するために市内で行進している装甲車の隊列の前に、一人の市民が立ち塞がる画面があった。広州市ケーブルテレビがこの画面を遮断せずに放送した。約100万人の視聴者がこの画面を受信可能だったという。

 また、6月4日、同じく「アジア電視」は宗教に関する特集番組を放送した。中には、中国当局に非合法化組織と定められ弾圧を受けている法輪功に関する内容があった。広州ケーブルテレビもそれを遮断せずに放送した。

 6月5日、香港の「無線電視台」の夕方6時半のニュース番組を放送する際に、前日に香港のヴィクトリアー・パークで行われていた、15万人が参加する天安門事件20周年の追悼集会のニュースも、「誤って」広州市民に放送された。

 市内のメディアを監視・管制する「広州市宣伝部」は一連の「放送ミス」を調査した後、同ケーブルテレビのプロデューサ2人と3人の助手に停職処分を下した。局の高層部にも近日中に懲罰が言い渡されるという。

 広州市ケーブルテレビは国営メディア・広州市電視台の関連企業。2001年3月、当時の朱熔基・首相の政府会議でのスピーチを報道する際に、「元法輪功学習者」との字幕を付け加えたために、関連番組のプロデューサと高層部が懲罰を受ける出来事があった。

 
(翻訳編集・叶子)


 

 (09/06/23 00:04)  





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