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3つの篩にかけてから話をすれば、いろんなイザコザを避けられるであろう!(clipart.com)

「しゃべらない」という芸術

著者:黄桐

 【大紀元日本11月15日】

 一言可以興邦、一言可以喪邦(一言で国を興すことができるし、国を滅ぼすこともできる)
 ---論語より

 ある賢者のところに弟子が息を切らして走ってきた「先生、報告したいことがあります」と、ハアハアとあえぎながら話した。

 賢者は穏やかに弟子に「話したいことは、先ず3つの篩にかけてみたのか?」と問いかけた。

 弟子は訳が分からなくて「何の篩でしょうか?」と聞いた。

 賢者は「最初の篩とは、建設的であるかどうかだ。あなたが話したいことは重要であるのか、建設的であるのか?」と説明した。

 弟子は「まあまあだと思いますが...」とためらいながら答えた。

 賢者は「では、次は事実であるかどうかだ。あなたが話したいことは事実であるのか?」と問いかけた。

 弟子「はっきりしませんが、他の人から聞いた話ですが...」と躊躇した。

 賢者は続いて「最後の篩とは善の言葉だ。あなたが話したいことは善いことなのか?」と聞いた。

 弟子「いいえ、ちょうどうその逆です」と頭を傾げて恥ずかしそうに答えた。

 賢者「ならば、あなたは別に何も話すことはないのだね。」と返した。

 人は誰でもしゃべることができるし、誰でも「しゃべる芸術」を聞いたことがある。しかし、時には「しゃべらない」ことがより高尚であると気づく人は少ないのだ。以前、結婚して60数年経ったが、殆ど喧嘩したことのない老夫婦にその秘訣を聞いたことがある。老夫婦は、「結婚はダンスを踊るのと同じように、片方が前へ進めば、片方は後ろへ下がるのだ。片方が多くしゃべれば、片方は黙っているべきなのだ」と語った。

 この話は結婚生活に適応するだけではなく、正にすべての人間関係に適応するのである。

 日常生活の中にあるイザコザは、多くの場合「余計なおしゃべり」から引き起こされたのではないか?誰でも機嫌のいい時とよくない時があるが、言葉を発する前に、先ずは「建設的であるかどうか」、「事実であるかどうか」、「善いことであるかどうか」の3つの篩にかけてから話せば、必ず後悔を減らすことができるのだ。

 「緊握双手什麼都没有」より抜粋

(翻訳編集・豊山)


 (09/11/15 05:00)  





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