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暴行を加えた城管が所在する居委会に集まった数百人の民衆(ネット写真)

車夫、無念の死 数百人が抗議=中国昆明市

 【大紀元日本11月2日】中国雲南省昆明市で、人力三輪車の車夫が複数の「城管」(都市管理人。路上販売の取り締まりなどが職務)から暴行を受け29日に死亡した事件で、30日、亡くなった車夫の親族と民衆数百人(当局発表)が遺体と共に城管所在地の居委会(居民委員会、共産党の最下部組織)前で抗議を行った。民衆は居委会の門を破壊し、警察の車を囲むなど双方に緊張が走った。

 「雲南ネット」31日の報道によると、亡くなった車夫の潘懐用さん(男性、37歳)は27日、ホテルの前で客待ちをしていたところ、複数の城管からいきなり三輪車を没収すると言われた。潘さんはその場から逃れようとしたが、城管らの暴力を受け、三輪車は取り押さえられた。翌日、潘さんが三輪車を取り戻そうと居委会を訪ねると、城管らに200元(約2600円)の罰金を要求された。潘さんは罰金を支払うことができず、三輪車を持って帰ろうとしたところ、4~5人の城管から暴行を受けた。潘さんは29日に病院に運ばれたが、死亡した。

 暴力の現場を目撃した王耀明さんによると、城管らは居委会で、潘さんに殴る蹴るの暴行を加え、執拗に潘さんの頭部を何度も蹴っていたという。

 30日昼、潘さんの家族が居委会の前で抗議を始めると、事件を知った民衆が次々と駆けつけ、あっという間に数百人に膨れ上がった。民衆は居委会の門を破壊し、警察のバイクを倒すなど現場は緊張が高まった。双方は朝方3時まで対峙したが、一部の民衆が現場を離れた隙に警察が遺体を取り押さえた。

 潘さんの妹は、「親族は全員、警察が兄の遺体を現場から移送することに反対していた。しかし、警察は強行した。私たちは、なす術もなかった」と話した。妹によると、事件の解明はまだ行われていないという。

(翻訳編集・余靜)


 (09/11/02 08:28)  





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